本の未来を探す旅 ソウル

  • 朝日出版社
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本棚登録 : 115
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784255010014

作品紹介・あらすじ

日本から飛行機で少しだけ先、韓国のソウルではいま
毎週のように本屋が生まれ、毎日のように個人が本を出版する。
その多様性を牽引するのは、1980年代生まれが中心の若い世代。
彼らはどんどん独立して、本を通じた活動を広げている。
どうしてこんなに面白いムーブメントが日本で知られていないのだろう?
そこには「本の未来」が転がっているかもしれないのに。
書店主や編集者など、本の現場で果敢に実験を挑む
新世代 20人を訪ねてまわり、ロングインタビューを行なった。

感想・レビュー・書評

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  • 10/4は探し物の日
    「本の未来を探す旅」シリーズ、ソウル版。
    本の現場で果敢に挑む新世代へのインタビュー集。

  • ソウルでは今、空前の本屋ブームだという。

    インターネット、スマートフォンの普及率が日本よりもずっと高い中で、国民みんながスマホで検索して、HOTな店に足を運んでいるようだ。

    本屋を起業する人達も30代の若い人たちばかり。多くが日本の本屋をモデルにしている。韓国の出版業界は一度滅びているという、そんな危機的な状況の後にやってきた波のよう。もしかしたら数年後にはなくなっているのかもしれない。それでも軽やかに、他にはない個性的な本屋を展開するソウルの街の産み出すパワーを感じた。

    詩の専門店、読書会をメインにした店がおもしろかった。詩もブームになっているようだ。インスタに詩をあげている若者も多いとか。
    日本にもそんな紙と活字を愛する人たちのブームがやってきたらいい。韓国のファッションやアイドルは若い子に人気だから。

    でも、一過性のものでなく、末永く本が愛され残る事を祈らずにはいられなくもなった・・・。

  •  本が売れないのはどこの国も同じなのか?

     近頃、韓国の本屋さんが熱いらしい。大手出版社や書店勤務だった人たちが独立して小さな本屋を始めたり、出版社を一人で立ち上げたり、、、なんだか楽しそう。ものすごく勢いを感じます。
     
     しかし、皆が皆共通して言うことは、「従来の書店どおり、本だけ売ってるのではやっていけない」とのこと。
    なので出版社から直取引にしたり、イベント企画を催したり、いろいろと工夫をされています。カフェ併設は最近よくありますが、ビールの飲める本屋さんなど一度訪れてみたいと思えるところばかりです。
     そして、何人かは「日本の書店を参考にした」との意見がありました。灯台下暗し!

     意外なことに韓国はIT産業盛んなのに、電子ブックがあまり売れていないみたいです。日本と共通するところがあるんですね。
    次は違う国バージョンも読んでみたくなりました。

    図書館スタッフ(学園前):ぬこ

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    帝塚山大学図書館OPAC
    http://opac.tezukayama-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=1&category-mgz=1&materialid=1100398271

  • ソウルで30代40代の若い本屋さんの起業家への取材

  • 自分が欲しい本屋を作る、読みたい本を作る、とにかくやってみる。どんどんやってみる。そうして残って行くものは残っていき淘汰されるんだろう。

    「ホンデ」というローカルフリーマガジンが「街を時間的にも記録していくメディア」である、というところが興味深い。曰く「Googleが提供するような現在の単純な『位置情報』ではなく、ここには過去どんな空間があったのかという『存在情報』を見せたい」これ、OSMを知ってからわたしが興味を持っていることだ。

    「読書会」を専門にする書店、というのもおもしろいアイデア。

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著者プロフィール

内沼晋太郎(うちぬま しんたろう)
1980年生まれ。ブック・コーディネーター、クリエイティブ・ディレクター。NUMABOOKS代表、下北沢「本屋B&B」共同経営者。
海城中学校・高等学校を経て一橋大学商学部商学科入学。大学卒業後に入社した企業をすぐに退職し、往来堂書店でアルバイトとして働く。2003年、ネット古書店ブックピックオーケストラを設立。2006年末まで代表をつと、numabooksを設立。以後、小売・アパレル業でのブックセレクト&コーディネート、イベント運営、企画などを担う。2012年、下北沢にビールの飲める書店、B&Bを開業。
著書に『本の逆襲』『これからの本屋読本』など。

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