Weの市民革命

  • 朝日出版社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784255012032

作品紹介・あらすじ

アメリカ社会の今、これから。

感想・レビュー・書評

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  • 現職の大統領が狂信的な支持者をそそのかして議事堂になだれ込ませ、それをパーティーミュージックが流れる場所から画面越しに眺める。暴徒たちの浮かれた調子が闇を際立たせてちっとも現実味がない。こんなことが起きるのは、せいぜいゴッサムシティくらいのものだと思っていた。

    よく映画のクライマックスで、正義の鉄槌を喰らった悪党が断末魔の叫びとともに化けの皮を剥がし、醜い獣の姿をさらしてのたうち回るシーンがある。対岸の大騒動はもとより、今まで通りの嘘やごまかしでは太刀打ちできないウイルスの猛攻に、あっけなく無能さをさらすこの国の舵取り役の醜態も、政治の世界が正気を取り戻す過程なのだと信じたい。

    年末の一冊には佐久間裕美子さんの本を選んだ。歪んだ現実に踏み潰されることなく芽生えている新しい価値観や、見据えるべき心地良い生活にスッと焦点が合う。いくら待ってもこの世界線にバットマンは現れない。未来は、私たち(We)が何を選ぶかで決まっていくのだ。

  • NDC(9版) 302.53 : 政治・経済・社会・文化事情

  • 佐久間裕美子氏の価値観や宣言に触れて、こんにちは未来で言ってた散り散りのはなしがまとまって理解できた感じで、非常に良かった。アメリカの事を知る、という目的も十分で、ただそれ以上に、どういう観点で物事を捉えているのか・気になったことをある程度ちゃんと調べて自分の中での位置付けを定めること、のような、生き方っぽいのが知れて良かった。
    当たり前だが、さすが文筆家という感じで、硬さと緩さが適度な文体で、一気読みできた。

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著者プロフィール

文筆家。1973年生まれ。慶應義塾大学卒業、イェール大学大学院修士課程修了。1996年に渡米し、1998年よりニューヨーク在住。出版社、通信社などでの勤務を経て2003年に独立。カルチャー、ファッションから政治、社会問題まで幅広いジャンルで、インタビュー記事、ルポ、紀行文などを執筆する。著書に『真面目にマリファナの話をしよう』(文藝春秋)、『My Little New York Times』(NUMABOOKS)、『ピンヒールははかない』(幻冬舎)、『ヒップな生活革命』(朝日出版社)、翻訳書に『テロリストの息子』(朝日出版社)。ポッドキャスト「こんにちは未来」(若林恵と。黒鳥社より3冊書籍化)、「もしもし世界」(eriと)の配信や『Sakumag Zine』(これまでに3冊)の発行、ニュースレター「Sakumag」の発信といった活動も続けている。

「2020年 『Weの市民革命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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