一人飲みで生きていく

著者 :
  • 朝日出版社
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本棚登録 : 185
感想 : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784255012490

作品紹介・あらすじ

「いいですよ、一人飲み。人生が変わりますよ!」
―「ほんとですか?」

人見知りでも、話がうまくなくても、いいお店を知らなくても大丈夫。
「持たない暮らし」でおなじみイナガキさんが会得した、一人でも楽しく飲み食べるための振る舞いかた。「一人飲みの極意12か条」も収録!
初めての店に入り、カウンターに座る。それだけで、あなたはもう一人ぼっちではない。


気が向いた時に一人でふらりとどこかの店に入り、行きずりの人たちの中に紛れ込んで、周囲にそこはかとなく受け入れてもらい、自分も周囲の人を受け入れながら、ただの無名の人間としてリラックスしてその時間を楽しむだけである。

それだけで、腹も心も十分満たされるはずだ。自分は一人だけど一人きりじゃないんだと、腹の底から感じることができるはずだ。というか、人付き合いなんて、人生なんて、案外それで十分なんじゃないだろうか。インスタのフォロワーがゼロだろうが、フェイスブックの投稿に誰も「いいね」を押してくれなかろうが知ったことか。隣の見知らぬ酔っ払いと一瞬会釈し、ひと時の暖かい食事の場を共にすることさえできれば、案外その後しばらく元気に生きていけたりする。それがわかれば、人生は随分と楽チンである。
(本書より)


「一人飲みの極意12か条」(抜粋)

・一人客用の席に座るべし
・間が持たなくなってもスマホをいじってはいけない
・最初の酒は素早く注文すべし
・食べた(飲んだ)後は、店の人に感謝を込めてひとこと感想を伝えるべし
・まずは、カウンターの向こうにいる店の人と会話を始めるべし ほか・・・・


スマホの向こう側の誰かじゃなく、目の前の人と繋がる術。
仕事帰りに、出張先で……いい感じの店で飲みたいと思っても勇気が出なかった私。一念発起し目指すは「車寅次郎」、失敗をしながらも、店になじみ歓迎される「一人飲みの作法」を見いだすうちに気づいたのは、一人飲み=社会に自分の居場所を作り出すコミュニケーション術だということ。大金も情報も人脈もない、ただの私のままで受け入れてもらうには。世の中で孤立しないために、誰でもできる身近な解決法を伝える一人飲みエッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 他者と呼吸合わせ 『一人飲みで生きていく』 フリーランサー、元新聞記者・稲垣えみ子さん(56):東京新聞 TOKYO Web
    https://www.tokyo-np.co.jp/article/139829?rct=book

    「最初の酒は素早く注文すべし」人生が変わる「一人飲み」12の極意 『一人飲みで生きていく』 | BOOKウォッチ
    https://books.j-cast.com/topics/2021/09/17016063.html

    一人飲みで生きていく | 書籍 | 朝日出版社
    https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255012490/

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      著者インタビュー「一人飲みで生きていく」稲垣えみ子氏|日刊ゲンダイDIGITAL
      https://www.nikkan-gendai.com...
      著者インタビュー「一人飲みで生きていく」稲垣えみ子氏|日刊ゲンダイDIGITAL
      https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/299807
      2022/01/13
  • お酒は飲めないけれど、一人で気軽に行けるお店は欲しい。

    ランチやカフェは一人で入っていたが、コロナ禍で全く利用できず。未だに再開するのは少し怖くて躊躇している。
    けど、常連さんになっていたら、お店を応援する意味もあって、頑張って行っていた気もする。

    私の場合、お店の人には認識してもらいたいけど、お客さんとの交流はいいかな。
    独り飯がしやすい気軽なお店を探すことができる世の中に早くなれ~

  • 一人飲みが世の中に定着し始めた後のコロナ禍な訳ですが、この本を読むと一人で行動する事の大切さをひしひしと感じます。
    というか僕自身一人飲みに憧れる一人でありまして、何度も常連になろうと試みたことが有ります。そんなに飲みに行く機会も無いので、常連になるなんて夢のまた夢ですが。
    一人でふらっと店に訪れて、さっと飲んで爽やかに去っていく。それでいて店からは大事にされている。他のお客さんとも適度なコミュニケーションを取って楽しく談笑。
    こういう人に僕もなりたい。

  • ううう、久しぶりに読むのしんどかったー。というか何回も読み飛ばした。
    コンセプトとか面白いと思ったしぜひ参考にしたい!と読み始めたけど何回も何回も同じことばっかり同じ語り口調で書かれてて「もーええわ!それ聞いた!」って何回もつっこんでしまった。。
    たぶん元々連載モノやったからなんかなぁ。
    本にする上でもっとスッキリまとめたら絶対おもしろいと思うのに。

  • 稲垣さんの文章は読みやすくて好きです。
    環境的に外食なかなか行けないけど、なんにせよ大切にして欲しければ相手を大切にするというのは真理。
    著者のように競争原理、勝たねばと思っていないつもりで、思っているのかも。
    読んだばかりのオードリータンさんの著書と重なる部分があった。考え方を変える、ベクトルを反対にする。みんなで共通の価値をつくる。

    1人のみで居場所をつくる。
    コミュニケーションには自信がないので失敗談には身をつまされるが、気楽に読めて楽しい。

  • コロナ禍で人流がどうのワクチンがどうの…マスメディアは一喜一憂する一辺倒な報道に終始する。コミュニティーとして一人ひとりの行動はどうあるべきなのか、もちろん医療従事者への敬愛は大切であり感染防止対策は欠かせない習慣であるが、人との繋がりはどこかしら守り続けていく。人の行動を咎める “分断” よりもそこを許しつつ模索する “共存” が試されている。”群れる” よりも “個” として居酒屋のカウンターで最小の社会を育む筆者の言葉に共感する。遠隔で乾杯。

  • ハードルの高い1人飲み。実体験からどのように1人飲みをできるようになるか、その秘訣を公開。

    ハードルの高いことが筆者の心の葛藤から伝わってくる。逆にちょっとクドい。同じような話をダラダラと、お酒を飲む話には得てしてこういった本が多い。

  • 稲垣氏の文章は読んでいると、そこはかとなくほっこりとした気持ちにしてくれます。1人飲みから広がるほっこりとした世界が、この殺伐とした世界への対抗策になるといいなと思いました。

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著者プロフィール

1965年、愛知県生まれ。一橋大学社会学部卒。朝日新聞社入社。大阪本文社会部、週刊朝日編集部などを経て論説委員、編集委員をつとめ、2016年退社。電気やガスを極力使わず、メシ・汁物・漬物を中心とした生活スタイルが注目を集める。著書に『魂の退社』『寂しい生活』『人生はどこでもドアーーリヨンの14日間』(共に東洋経済新報社)、『アフロえみ子の四季の食卓』(共にマガジンハウス)など。『もうレシピ本はいらない』で第5回料理レシピ本大賞料理部門エッセイ賞を受賞。

「2021年 『一人飲みで生きていく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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