駆逐艦五月雨 (文庫版航空戦史シリーズ 97)

著者 :
  • 朝日ソノラマ
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784257170976

感想・レビュー・書評

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  • 太平洋戦争開戦から駆逐艦五月雨に艦橋伝令員として乗り組んでいた著者の日記を編集した書籍。著者後書きにあるように、これだけ詳細な内容を航海中に書き残していたのは、兵としては極めて珍しいことであり、同時に貴重な記録であると思う。
    ただ、文章内に後に文名を知られる川崎長太郎とのやり取りがあったことが書かれていたり、ハンス・カロッサの『ルーマニア日記』、ゲーテなどからの引用がある辺り、元々教養があり、筆まめな人だったから、これだけのものが書けたのかもしれない。

  • 艦橋勤務でノートを書きやすかったとはいえ艦内で書いたものを持ち出すとか凄い。文章も素晴らしく読ませる。特にP132の「すべて軍人に対する栄冠
    〜」の一文は心に刺さった。

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著者プロフィール

大正7年、小田原市に生まれる。小田原商業学校卒、昭和14年1月、現役徴集で横須賀海兵団に入団。同年5月、駆逐艦「五月雨」に乗り組み、発射幹部付となる。16年12月、義務服役延期となる。18年11月、海軍二等兵曹に任官。19年8月、座礁による総員退去まで「五月雨」乗り組み。20年8月復員。

「2020年 『駆逐艦「五月雨」出撃す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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