《新装版》夢幻外伝II (ソノラマコミック文庫)

著者 :
  • 朝日ソノラマ
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本棚登録 : 124
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784257724131

感想・レビュー・書評

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  • 前半が夢幻さんのお話で、後半は短編といった感じです。

    来たぜ、「那由子」!!^^^^^
    葉介先生のお話に出てくる「那由子」ちゃんは、不幸になると相場が決まっていますw
    今回もかわいそう、でも犯してしまった罪は許されない…そんな感じです。
    夢幻さんの最後の物悲しい顔は、一体何を思ったのでしょうね。

  • 外伝の魔実也さまは怪奇よりも人間味がありますねー。
    「鞄」の寝起きの魔実也氏がべらぼうに可愛かったです。

  • 水面に映る女に恋した男「水妖」、奇妙なお嬢様に奉公することになった少女の恐怖話「目隠し鬼」、魔美也が貰った奇妙な鞄「鞄」、サイレントで描かれる異色作「首おくれ」、奇妙な旅館に迷よいこんだ魔美也が体験した怪異「酒毒」など、よりパワーアップしている夢幻外伝第2巻。

    コミカルでも切なくても、ストーリーがバラエティ豊かでも妖艶で冷静で女ったらしだけど情に厚い夢幻魔美也の魅力がぶれず、ホラーが苦手でも妖艶な世界観に酔えるオムニバスホラーサスペンス漫画。

  • この本を買い求める前に、どなたかのレビューで「この時の絵柄があんまり好きじゃない」と書かれていた方がいらっしゃったのですが、私も…。
    いえいえ、ストーリーもマミヤ氏も大変に素敵ですし、いつもながらの粋な台詞回しもしびれます。
    でも、なんだか絵柄からしっとりした感じがしない。どうも、クリーンすぎるような。絵心のまったくないど素人ですが、顎がとんがっているような。
    とはいえ、それすらも、スタイルを確立された高橋葉介さんでさえ、絵柄というのは流動的なのかと感心したりもします。平家物語の冒頭を思い出しますね。
    マミヤ氏のお話しもそこそこに、短編集となってしまうこの巻ですが、短編たちがまた恐ろしかったです。
    さらりと読んでしまったものが、寝る前になってふと頭をよぎってしまって、妙に心細くなったり。犬と少年は後味が最高に悪かったし、あの少年はあれからどうしたのだろうと悶々とします。
    それでも、彼の作品には抗いがたい魅力があって、一度ハマったらそこまで。ですね。

  • 半分が魔実也君の話で残り半分は短編集。
    「お別れにきました。しばらくあえません。長い旅になりそうです。でもいつか必ずお目にかかります」
    最初に夢幻紳士読んでから多分20年くらい経ってるな。何度手放しては買いなおしているんだろう。
    その度に版や規格が違うのがある意味すごいな。長く受け入れられてるよね。マニアックだけど。

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著者プロフィール

1956年、長野県生まれ。77年「江帆波博士の診療室」でデビュー。『夢幻紳士』『学校怪談』、『もののけ草紙』などのシリーズで人気に。独自の「怪奇幻想マンガ」を描き続ける。

「2023年 『魔実子さんが許さない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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