D―聖魔遍歴―吸血鬼ハンター〈6〉 (ソノラマ文庫)

著者 : 菊地秀行

• 朝日ソノラマ (1988年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[少佐さんの感想 · 2007年3月17日]

ロード小説の側面を前面に押し出した、いわゆる『旅行Dモノ』を確立した初期シリーズの傑作。『妖殺行』よりもさらに人物を描写するようになり、特に蝮ばあさんのキャラは同作者の別シリーズに登場する、「チェコ一の魔術師」を髣髴とさせる。

[yogyogさんの感想 · 2006年11月25日]

なんとなくＤが優しく感じられて好きなお話です。

著者プロフィール

1949年千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者を経て82年『魔界都市〈新宿〉』でデビュー。以後、20年以上にわたりエンターテインメント小説界を牽引し続け、著作は300冊を超える。著書に『吸血鬼ハンター“D”』『魔界都市ブルース』『妖獣都市』等多数。

「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」