人生学校虎の巻

著者 :
  • 家の光協会
3.65
  • (18)
  • (19)
  • (38)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 160
感想 : 24
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784259546717

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 美輪明宏さんの悩み相談の本です。
    36話の悩みに回答しています。
    朝日新聞の『悩みのるつぼ』でも回答していますが、本の方が斬り味が鋭く、バッサバッサと斬っていっています。

    全ての悩みに共通することは、相談に対して愛を持って厳しくもあり優しく回答していることです。
    また、相手に対しての一面を見るのではなく、相手の立場になって複眼的に物事を見る事の大切さを語っています。

  • はっきりとした意見を書かれていて、とても面白かったです。いろんな方のいろいろな人生を知ることができてとても見識が広がりそうです。

  • 美輪さんを知って人生変わったと思っているので、折にふれて、美輪さんの本を読む。人生修行、まだまだだなあ。
    自分が落ち込んでるときは、まだまだドカンと沈みがちなので、これらの言葉を思い出して、力に出来る根性も養ってかないと。

  • おもしろかった。重い相談にも、こんな風に回答できるなんてすごい!

  • 悩み相談 自分自身に関する悩み(過食、引きこもり、斜視、老人会の役) 夫婦と恋愛に関する悩み(乱暴な夫、エロ本マニア、酒、浮気、離婚、看病) 親、姑に関する悩み(浪費癖、結婚に反対、電話代、大学、元気な姑) 子供に関する悩み(金銭感覚、学校嫌い、パチンコをやめない、社会に出ない) 家族に関する悩み(孫見せ、不満だらけの姉、身内の借金地獄)などなど 

  • 2012.6月末? 市立図書館

    悩んでる時は一人で考え込まず。
    感情ではなく理性で考える。

    「いい母」とか「いい妻」とか「立派な主婦」とか‘‘肩書き‘‘にこだわるのではなく、
    人として「いい人間になる」ことを目指せばいい。

  • 教養がないと人らしく生きれない。
    美輪さんの本を読んでいれば教養が身につきます。

  • 美輪さんの悩み相談は、いつもユーモアと愛がある。
    そして具体的で現実的。

    この本では、全体的に親や子供についての悩みが多かったと思う。

    私のバイト先にも、よく話し相手が欲しそうなお年寄りが来るけれど、寂しいのは文化や趣味がないからなんだなあ。

  • 三輪明宏というアイコンに対して、どんなイメージを持ってます?

    オカマ、ゲイ、ホモ・・・・・・

    実は、その差がぼくには分からない。

    タブンこの人は、その内のどれでもない気がする。

    あくまでも気がするだけで、ホントーのところは分からない。

    分からないけど、追求するつもりはない。

    だって、彼(?)は1935年生まれ、76歳だ。

    その齢になれば、男女は関係ネェー。

    でしょ?

    ・・・・・・

    さて、本屋で物色していたら、目に付いた。

    それだけで、購入した。

    読んだ。

    面白かった。

    以上。

    ・・・・・・・っと、ここで終わらせたかったが、ここからは蛇足。

    まさか彼女(?)が人生相談をしていると思わなかった。

    この本は、彼(?)の人生相談の連載をまとめたもの。

    上手い。

    ンン~~~ン上手い。

    彼女(?)は占い師としても一流の人生を送っていただろう。

    相談者の質問の中にあるキーワードを発見する才能がスゴイ。

    そのキーワードを元に、自分の中にある引き出しをぴったり当てはめるプロセスがスゴイ。

    ここから先は、本を読んで彼(?)の手際の良さを堪能して欲しい。

    悩みに対して、時に手厳しく対応することの重要さを気付かされる。

  • 人間にとって、悩みというものは、大昔も今も変わらないものです。悩める人々の身の上相談の回答者は、発想の転換方法を教えてくれたのです。
    本を読んで、与えられた情報を分析したり、反芻したりして、なぜそれが起こったのか、自身の中で膨らませたりして、思考力や想像力を鍛えるのです。情報を補足してみたり、取捨選択してみる作業も必要。
    一つの知識を得たときに、それを咀嚼して、身体の細胞に組み込み、人格に投影させて、毎日の生活の中で生かしていく、それが教養ある人なのです。
    子どもたちを教育するときに、けじめとか、自己制御というものを教えるのが親です。
    自信がないのなら、それを分析して克服すればいい。
    自分ひとりくらい自分自身をかばってあげなきゃいけません。
    ハンデがあれば、ハンデの分だけ努力するから実を結ぶのです。
    自分の負の部分だけでなく、正の部分も数えてみる。

全24件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

長崎に生まれ、小学校の頃から声楽を習い16歳でプロの歌手としてデビューし、1957年「メケメケ」、1966年「ヨイトマケの唄」が大ヒット。
ファッション革命と美貌で衝撃を与える。
俳優としては、寺山修司の「演劇実験室◎天井棧敷」の「青森県のせむし男」「毛皮のマリー」、三島由紀夫に熱望された「黒蜥蜴」をはじめ、ジャン・コクトー作「双頭の鷲」、デュマ・フィス原作「椿姫」、エディット・ピアフの生涯を描いた「愛の讃歌」など数々の当たり役を持つ。
作家としても、衝撃の自伝「紫の履歴書」(水書房)をはじめ、「人生ノート」(パルコ出版)など数多くのベストセラーがあり、テレビや映画も、宮崎駿監督によるアニメーション映画「もののけ姫」「ハウルの動く城」への声優としての参加、「ありえへん∞世界」(テレビ東京系)にもレギュラー出演中など枚挙にいとまがない。
2012年から四年連続の出場となったNHK「紅白歌合戦」では、「ヨイトマケの唄」や日本語バージョンの「愛の讃歌」で大晦日のお茶の間を圧倒した。

「2021年 『新装版 天声美語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

美輪明宏の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
冲方 丁
美輪 明宏
アレックス・ロビ...
三島由紀夫
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×