生きる場所のつくりかた: 新得・共働学舎の挑戦

著者 :
  • 家の光協会
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784259547424

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  • 重度の心身障害者のコミューン。本格的なチーズを作っていたりすることからのスローフードつながり。

  • つべこべ云うより本文から抜粋します。
    「現代人が精神的に弱っている人や障がい者を遠ざけるのは、その信頼関係と、それを築こうという思いが欠けているから」
    「だから相手の動きが見えずに不安になる。不安になるから、つい避けたり見て見ぬふりをしたり、意識の外へ追いやろうとする」
    「だが、それは自分にとっても、結局は不自由ではないか。いずれ人は老いて、動きも鈍くなり、病を抱えて自立できない状況がくる。ある日、うつ病になるかもしれないし、家族がそうなるかもしれない。そうなった時、自分もまた、生きづらい社会を作っているのである」

    この本は、今元気で、自立している貴方のための本です。

    でも、いろいろ難しいこと考えなくても、このドキュメンタリーに登場する人々の生きる姿は感動的です。

    感動したい人、必読!

    島村さんの文章は読みやすくって、書かれている内容がスっと入ってきます。

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著者プロフィール

島村 菜津:ノンフィクション作家。福岡県出身。東京藝術大学芸術学科卒業。十数年にわたって取材したイタリアの食に関する『スローフードな人生!』(新潮文庫)はスローフード運動の先駆けとなった。著書に『フィレンツェ連続殺人』(新潮社、共著)、『エクソシストとの対話』(小学館、21世紀国際ノンフィクション大賞優秀賞)、『スローフードな日本!』(新潮社)他。最新作は『バール、コーヒー、イタリア人~グローバル化もなんのその~』(光文社新書)。

「2017年 『ジョージアのクヴェヴリワインと食文化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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