喪失体験と悲嘆 阪神淡路大震災で子どもと死別した34人の母親の言葉

  • 医学書院
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784260003940

作品紹介・あらすじ

傷ついた心に関わるすべての医療職や心理領域の人たちに贈る1冊 阪神淡路大震災で愛するわが子を亡くした34人の母親の喪失体験と悲嘆に向きあい、4年半にわたって関わってきた一人の援助者が鎮魂の思いを込めてまとめた母親達の魂の言葉。援助者が真の援助者であるためには、どうあらねばならないかが痛切な思いとともに語られている。傷ついた心に関わるすべての医療職や心理領域の人たちにぜひお勧めしたい1冊。

感想・レビュー・書評

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  • 震災後の死別における母親の声。このような声はそれまで非常に少なかった。
    4年半経つと生活面での変化が見られている。
    しかし、失った悲しみは4年半経っても消えてはいない。忘れたいとは思っていない。
    一人になる時間がほしい。
    手紙は自分の読みたい時に読めるので良い。数か月に1度のペースで。
    アンケート回答者は分析して一定の傾向が出て、それに基づいて処置されることは避けてほしいと考えている。
    夫との関係が崩れた人が多い。
    残された子どもに対応する余裕を持てていない人が多い。

  • 110408@上智大学 高木慶子  極新刊
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著者プロフィール

1936年熊本県生まれ。上智大学グリーフケア研究所特任所長、上智大学特任教授。聖心女子大学文学部心理学科卒、上智大学大学院神学研究科博士前期課程修了。博士(宗教文化)。病気や災害、事故などで家族を亡くした遺族を対象とするグリーフケアの実践に携わり、長年、その第一人者として活躍。著書に『死と向き合う瞬間』、『喪失体験と悲嘆』、『輝いて人生』(日野原重明と共著)、『悲しみの乗り越え方』、『それでも人は生かされている』などがある。

「2014年 『講座スピリチュアル学 第1巻 スピリチュアルケア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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