カウンセラーは何を見ているか (シリーズケアをひらく)

著者 :
  • 医学書院
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本棚登録 : 234
レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784260020121

作品紹介・あらすじ

「強制」と「自己選択」を両立させる。それがプロ。若き日の精神科病院体験を経て開業カウンセラーの第一人者になった著者が「見て」「聞いて」「引き受けて」「踏み込む」ノウハウを開陳。

感想・レビュー・書評

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  • 借りたもの。
    カウンセラーの生の声が赤裸々に書かれている。
    他者の悩みを聞く、メンタル力を使い心労も多いのでは?と考えてしまっていた。
    しかし読み進めてゆくと完全な共感ではなく、クライアントとの距離を保つ、プロとしての姿勢などがその理由とともに明記され、納得してしまう。
    ボランティアではない。仕事、ビジネスとしてのお金の話も含めて、興味深い話が多い。
    (本人もそう前置きする程)冷徹にも思える、割り切り方……

    私はセラピストでもカウンセラーでもない。しかし著者・信田さよ子女史の姿勢に、私の日常の生活にも心構えとして教訓を得られる気がした。

    「傾聴?……ふっ。」
    キャッチーな帯とコミックイラストが目を惹く。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「私の日常の生活にも心構えとして」
      カウンセラーについての理解を深める本と認識していたのですが、それだけじゃ無さそう。。。
      「私の日常の生活にも心構えとして」
      カウンセラーについての理解を深める本と認識していたのですが、それだけじゃ無さそう。。。
      2014/07/07
    • 亜綺羅さん
      > 猫丸(nyancomaru)さま

      > カウンセラーについての理解を深める
      おっしゃる通りです。
      信田さよ子 女史の頭の中も少...
      > 猫丸(nyancomaru)さま

      > カウンセラーについての理解を深める
      おっしゃる通りです。
      信田さよ子 女史の頭の中も少し垣間見れます。
      心構えというのは、読んでいて自分が友人らの相談を受けた時などと照らしあわせて考えてしまうので。
      2014/07/07
  • 表紙のインパクトが、、、
    https://twitter.com/sayokonobuta/status/455768169236283393/photo/1
    医学書院のPR
    http://www.igaku-shoin.co.jp/bookDetail.do?book=86259

    原宿カウンセリングセンター所長 信田さよ子のウェブログ
    http://www.hcc-web.co.jp/blog/

    • 亜綺羅さん
      表紙と帯のインパクト、言わずもがなです。
      内容も興味深かったです。
      一見、(本人もそう前置きする程)冷徹にも思える、割り切り方……傾聴を...
      表紙と帯のインパクト、言わずもがなです。
      内容も興味深かったです。
      一見、(本人もそう前置きする程)冷徹にも思える、割り切り方……傾聴をしつつ、一定の距離を保ちクライアントに共感なんてしないと明記する点に、プロとしての潔ささえ感じます。
      2014/06/29
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「クライアントに共感なんてしない」
      冷静に判断するためには、必要不可欠な心構えだと思いますが、、、実際は、グッと堪えていらっしゃるのかも(...
      「クライアントに共感なんてしない」
      冷静に判断するためには、必要不可欠な心構えだと思いますが、、、実際は、グッと堪えていらっしゃるのかも(図書館に予約中、いつ届くかなぁ~)、、、
      2014/07/07
  • ☆個人でカウンセリングセンターを開所している。

  •  ベテランカウンセラー・臨床心理士である著者が、カウンセラーとしての自らの歩みを綴った自伝的著作。自伝のスタイルを借りたカウンセラー入門という趣で、「カウンセラーの仕事がどういうものか」がざっくりわかるようになっている。

     印象に残った一節を引いておく。

    《思い切った言い方をすれば、カウンセラーとは、バーやクラブのチーママ、占い師、そして新興宗教の教祖を足して三で割り、そこに科学的な専門性という装いをまぶした存在である。これは私の長年の持論であり、水商売と占いと宗教の三要素がカウンセリングには欠かせないと考えている。水商売というと引いてしまう人もいるかもしれないが、援助がサービスであるとすれば、サービス業の特徴をもっともよく表している業種である水商売とつながっていても不思議ではない。》

     ただ、カウンセラー入門として読んだ場合、不要だと思える記述がけっこう多い。
     とくに、第2部の「カウンセラーは見た!」は、著者が狭心症で入院したときの出来事がメインになっていて、しかも“ヘタな小説仕立て”みたいな書き方をしている。

     この第2部は、丸ごとカットすべきだったと思う。カウンセラーの仕事について知りたい読者にはほぼ無意味な内容だからだ。

     私は信田さよ子の著作はけっこう読んでいて、『母が重くてたまらない』などは大変面白かった。
     しかし、著書をあれこれ読むうちに、当たり外れの振幅が大きい書き手であることがわかってきた(著書が多いだけに)。これまで読んだなかでいちばんひどかったのが『選ばれる男たち』(講談社現代新書)で、あまりのくだらなさに途中で投げ出したほど。

     本書も、前半はわりと面白かったが、全体としてはハズレだ。

  • カウンセラー側から見た風景、新鮮でした。
    何年もカウンセリングを受けた経験があるので、より一層納得できるところが多かった。

  • まずは表紙を見て「何だこれ?」と思い興味がふかれました。

    著者自身のカウンセラーとしての考え方いうものが語られており興味深い内容でした。

    ただ後半の入院エピソードは冗長な感じがしてこの本全体から見ると蛇足感がありました。

    表紙を含め挿絵などのイラストは中身とはあまりにもアンマッチすぎて違和感がありました。

  • 「強制」と「自己選択」を両立させる。それがプロ。若き日の精神科病院体験を経て、開業カウンセラーの第一人者になった著者が、「見て」「聞いて」「引き受けて」「踏み込む」ノウハウを開陳する。

    手の内を晒すといったことがあとがきに書いていたがどの辺りなのだろうか。
    後半の話が小説のようで面白かった。
    表紙や挿絵が何ともね…(苦笑)。

  • 筆者の医者disに軽く引いてしまった。何があったんだろうか・・。

  • 思っている内容と違った。勝手に「家政婦は見た」的な下世話な好奇心を満足させてくれる内容だと思っていた。なので拍子抜け。どちらかと言うとカウンセラーになりたい人が参考にする書籍。かたい言い回しながらエッセイ風にも書かれている点がページが進まない理由。私のようなおばさんには難易度が高かった。ただ自分がカウンセリングを受けるときに、多少なりとも参考にはなるかも知れない。

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著者プロフィール

臨床心理士、原宿カウンセリングセンター所長。1946年、岐阜県に生まれる。駒木野病院勤務、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室室長を経て、1995年原宿カウンセリングセンターを設立。アルコール依存症、摂食障害、ひきこもり、ドメスティック・バイオレンス、児童虐待に悩む人たちやその家族のカウンセリングを行っている。

「2017年 『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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