症候別“見逃してはならない疾患"の除外ポイント: The 診断エラー学
- 医学書院 (2016年4月29日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784260024686
作品紹介・あらすじ
徳田安春先生編集による診断エラー学の決定版!主要な40症候における重篤疾患を「どう除外するか」という“除外診断のポイント”が明快にわかる。各症候について①“見逃してはならない疾患”のリスト、②各疾患についての除外ポイント、③見逃すとどの程度危険か、④まとめとパール、で構成されており、診断エラーを防ぐための、優れたエキスパート診断医による的確なアドバイスが即役立つ!
感想・レビュー・書評
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【頭痛】
くも膜下出血:持続性、血圧あげる行為で悪化、巣症状
脳出血:突然、持続 けいれん、麻痺
髄膜炎:徐々に悪化 皮疹あったり、側頭動脈の拍動減少
側頭動脈炎:咀嚼で悪化、視野障害、圧痛
急性閉塞隅角緑内障:持続性、視野障害
【胸痛】
急性冠症候群:両肩への放散痛、冷や汗、(呼吸性変化のある胸痛、刺すような痛みはなさそう)収縮期血圧80未満、Ⅲ音
大動脈解離:突然発症なければ陰性LR0.3、左右差、神経学的局在しょけん、脈拍欠如、上縦隔拡大
肺塞栓:危険度(心拍数100以上、手術や寝てた、血痰、活動生の悪性腫瘍)低く、Dダイマー陰性で除外できる
緊張性気胸:頻脈、片側呼吸音減少。SpO2低下、気管偏位、低血圧、X線やCTに頼らない
特発性食道破裂:嘔吐、疼痛、大量飲酒、呼吸苦、ショック 疑わしければCT
【咽頭痛】
急性喉頭蓋炎:声の変化、嚥下痛、舌根部圧痛がないこと
後咽頭膿瘍:嚥下痛、後咽頭と頚部の腫脹がないこと
扁桃周囲膿瘍:開口障害、口蓋垂や軟口蓋の非対称がないかと
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