まとめないACP 整わない現場、予測しきれない死

著者 :
  • 医学書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784260047197

作品紹介・あらすじ

延命治療を選ぶのは、悪いことですか?最期をどこで、どのように迎えたいかを話し合うプロセス=ACP。
ACPが、延命治療を諦めさせるためのものであってはいけない。
いかに死が近づいている人であっても、その人が生きようとする気持ちを支えたい。
予測通りにいかない人の生き死にを看護師として、家族として見てきた著者が考える、「無理にまとめないACP」の進め方。

感想・レビュー・書評

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  • 【蔵書検索詳細へのリンク】*所在・請求記号はこちらから確認できます
     https://opac.hama-med.ac.jp/opac/volume/465852

  • 「まとめないACP」は将来医療人として社会に出て行く皆さんにとって必読書と思います。著者の宮子あずささんは長らく病院で看護師を務められ、その後随筆家と訪問看護師として活発な執筆活動をされている方です。本書でのテーマはACP、つまりアドバンスト・ケア・プランニングです。ACPとは人生の最終段階における医療・ケアの在り方について本人、家族、ケア・チームが何度も話し合い、最後まで本人の意志を尊重したケアを続けるチーム医療の取り組みを意味します。厚労省は平成30年にACPの愛称を公募し、その中から「人生会議」を採用し、その後ポスターやビデオコンテンツを作成して啓発活動をしています。宮子さんは、このビデオを見た時に感じた違和感をきっかけにACPについてご自身の臨床体験、母親の介護体験を交えてACPの捉え方が多様であり、決してビデオが勧めるような画一的ACPではない事に考えを巡らせて行きます。高齢者になった私は自分の問題として考えさせられました。

    越前 宏俊

    https://bit.ly/3Oqeu8E

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50263002

  • 姫路大学附属図書館の蔵書を確認する→
    https://library.koutoku.ac.jp/opac/opac_link/bibid/SS00108887

  • 福永まゆみ先生  おすすめ
    41【一般】490.15-M

    ★ブックリストのコメント
    「人生会議」が本当の意味で、その人らしく生きるための会議となるように。整わない現場で、予測しきれない死に向き合うなかで、私たち医療者に警鐘を鳴らしてくれている本です。

  • 12月新着
    東京大学医学図書館の所蔵情報
    http://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2003584679

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著者プロフィール

1963年生まれ。大学を中退し看護専門学校に入学。1987年から看護師。東京厚生年金病院(現JCHO東京新宿メディカルセンター)に22年間勤務し、内科、精神科、緩和ケアなどを経験。看護師長も7年務めた。勤務の傍ら大学通信教育で学び、短大一校、大学二校、大学院一校を卒業。2013年東京女子医科大学大学院博士後期課程修了。博士(看護学)。現在は精神科病院で訪問看護に従事する傍ら、大学非常勤講師、著述業。主な著書は『看護師という生き方』(ちくまプリマ―新書)他多数。

「2015年 『あたたかい病院』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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