医科系大学教授、病院長を経て、国際医療協力NPO理事長に就任。独立直後の東ティモール、内戦中のカンボジアなどの多くの医療現場で活躍した。現在はラオスを中心に活動をしている。北区内田康夫ミステリー文学賞、ヘルシー・ソサエティー賞などを受賞。主な作品には、誰も触れることのなかった凄惨なカンボジアの内戦を描いた「ポル・ポトのいる森」やベトナム戦争のさなか、同じ民族同士が二つに割れて戦ったラオスの壮絶な内戦を描いた「モン族たちの葬列」など、大国のエゴに翻弄させられたアジアの人々を描いた歴史小説を得意とする。また、月刊「アッレ」では明治初期という時代の矛盾を鋭くえぐった「邏卒刑事工藤一輔の事件簿」の連載がある。近著に「時衆の誉 小石川養生所 立雪龍庵 診療譚」がある。
「2022年 『長吏頭 弾左衛門の親-西陣大火の秘密-』 で使われていた紹介文から引用しています。」