きみはきみらしく: たいせつなきみ3

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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784264020516

感想・レビュー・書評

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  • 町で緑色の鼻にするのが大ブーム。

    ルシアは言います「わたしはエリにつくってもらったままのわたしがすきよ」
    パンチネロもはじめは同じ気持ちでした。


    けれど、、気づけばみんなと同じ緑に、鼻を塗ってもらったパンチネロ。


    みんなと同じになれたのが嬉しくて、ちょっぴりとくいな気分にもなった。


    それから流行は、緑から赤、オレンジ、、そして紫へ。どんどん変わる流行を夢中になっておいかけるうちに、パンチネロは自分のもとの鼻の色がわからなくなってしまいました。



    「わすれるんじゃないよ。わたしはよくよく考えて、おまえたちを、ちがうすがたにつくったんだからね。」…


    パンチネロはエリに言われた言葉を思い出し、後悔します。そして本当の自分の心の声にやっと気づきます。

    「ぼくたち、もとの鼻にもどりたいの」…

    「よし、よし、よく言ったね」

    サンドペーパーでエリにこすってもらい、もとの鼻にもどしてもらうパンチネロ。


    色んな色を塗り重ねた鼻を元にもどすには、長い時間と痛みを我慢しなくちゃいけなかった。けれど、もとの自分にもどるためには仕方のないこと。

    鼻の痛みと、心の痛みでちょっと涙目なパンチネロでした。




    ルシアの言葉が心にとまった。
    周りの目(評価)をきにせず、そのままの自分の良さに気づくことができたら、ルシアのように流行に左右されずいつも輝いていれるんだなと感じました。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • ウイミック村では鼻を緑色に塗るのが流行している。みんなの真似がしたい、そんな気持ちで鼻を緑色にしたパンチネロとそのなかまたち。ところが緑色にした途端、今度は別の色が流行して…。
    安易な気持ちで流行に乗って流行を追って、そこで得られるものは何でしょうね。「近頃パンチネロはほかのだれとも会ってないわよ」という言葉が印象的です。自分のしたことを後悔して、もとの自分に戻るのは痛みが伴うもの。それでも戻れるのなら、それは仕方のないこと。

  • 見かけに振り回されないでそのまま自分でいることが一番ステキだと教えてくれます。

  • やっぱり絵がかわいい。

    懲りずに人に振り回される主人公パンチネロ。
    確かに人間もそうなんだよね。
    そのなかでどれだけ自分らしくいられるかどうかは難しいな。
    そして一度染まった自分を元に戻すのは痛みが伴う。
    でもそれは仕方のないこと。
    うん、納得。

    ぼくはぼくのままでいいんだ
    きみはきみらしく

  • 流行を取り入れることを否定はしない。けれども、流行に翻弄されるのは感心しない。みんなが持っているから…。みんながやっているから…。 みんなと同じ位置にいないと不安だったり、取り残された感覚になったりするのだ…とか、いじめの種になりかねないから…とか。変な世の中になったものだ。「みんなと同じがそんなにいいの?」「君には君の価値があるのだよ」とひとりひとりに語りかけてくれる。

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著者プロフィール

1955年米国テキサス州生まれ。
現代米国のキリスト教界で最も強い影響力を持つ作家の一人。
現在もテキサス州サンアントニオのオークヒルズ・チャーチに牧師として奉仕。
優れた霊性で知られ、国内でも知名度が高い。
国内では複数の作品がいのちのことば社から刊行されており、福音派に人気がある。
代表作は絵本『たいせつなきみ』(いのちのことば社)。

「2020年 『ひと時の黙想 主と歩む365日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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