- Amazon.co.jp ・本 (23ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265006236
感想・レビュー・書評
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お兄ちゃんが死んでしまった。
残された妹を中心とする家庭のお話です。
くらーい雰囲気ではありません詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あとがきをちゃんと読んでください
残された子が おにいちゃんがいてよかった って心から思えるように おとなはその子のこともちゃんと大事にしてあげなきゃいけない -
幼いころ兄弟を亡くす事は、悲しいね、親の病院通いの間るすばんするのも心細いよね・・・
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低学年、中学年向け
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わたしがだいすきなケーキ、あれ。だけど、きょうは、おにいちゃんのすきな、あのケーキ。
この公園、おにいちゃんときたっけ。わたしの、にじゅうとび、お兄ちゃんは、車いすからニコニコみてた。
この絵本は、おにいちゃんが病気で亡くなり、残された妹のお話です。病気になった子もつらく厳しい体験をしますが、残された兄弟も、深い悲しみを経験することを知りました。この絵本を読み、悲しみも喜びも、わかちあってこそ家族なんだなぁと思いました。
【細谷先生の「あとがき」から】
病気が始まった時から、きょうだいたちへも心くばりをすべきです。病気の話をされても、ひとごととしてしかとらえられない子も、まれにはいますが、おるす番やお手伝いが多くなり、ずっと長い間つらい思いを強いられるかれらにとって、おとなが時間をかけてまじめに話をしてくれたという記憶がのこるだけでも意味があります。きょうだいも闘病のチームの一員に加えておけば、いよいよ病気の子が治らなくなった時にも、きょうだいとしてどんなふうにかかわっていきたいのか、かれらの希望をきくこともできます。できるかぎり長く、家族といっしょに過ごせる時間を確保するのも大切です。そばにいるということは、きょうだいにとってとてもつらい体験ですが、「死」を身近で考えることこそが、今後の悲しみをのりこえる力になると思います。宗教的なフィーリングや同じような境遇の子同志の話し合いも、とても大きな助けとなります。
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「いのちのえほん」というほど直接的ではないけど、そういう意図を持って書かれた絵本。
みなみちゃんが死んでしまったおにいちゃんを思い出すお話。
兄弟の死を受け入れる過程と、家族による残された妹へのケアの様子が描かれているけど、ちょっと示唆に富みすぎているというか、内容的なものはあまり感じられませんでした。生死について描かれるわりには悲しみの表現が少ないけど、漠然と「大切な人がいなくなる」ことを伝えたいのならこれでいいのかもしれません。
幼稚園生向き?