- Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265010011
感想・レビュー・書評
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物心ついた頃には家にあって、すごく大好きな本でした。料理は「腕」じゃなくて「舌」で作るんだ!ってのは自分が料理するようになって実感してます。タイトル作品以外にも何作か収録されているけど、どれもファンタジックで素敵な話ばかりです。だけど夢物語になってしまわず、ちゃんと現実に戻して終わってくれるので、読んでいてちゃんと胸にストンと落ちるものがあるのです。大人が読んでも面白い児童書。
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なんとも言えないちょっぴり不思議なお話たち。ちょっぴり懐かしく、ちょっぴり異世界で、あたたかい。ああっこんな感覚忘れてたなぁ。って思ってしまう。小学生の現実と空想が微妙に混ざった感覚。白黒にちょっぴり色がついている世界。
素敵でした。 -
大、大、大好きだった!
たしか、小3くらいの誕生日にお母さんがくれたのかな
青空の傘
ライラック畑の中の帽子屋さん
ころがっていく52個のコロッケ
貝殻のネックレスと海辺の不思議なおばあさん
地下街のどこかにある喫茶店
まだ他にあったかな‥?
懐かしい
貝殻のネックレスの話が不思議で怖くて、お母さんに色々聞いたこと
お父さんと52個のコロッケの唄を一緒に歌って楽しかったこと
不思議さ、奇妙さ、イマジネーションすること
意味はわかっていなかったとしても、幼心に私は感じ取っていた
こうして書いてると、いろんなことを思い出してきた!
幸福な風景だなー
私の中のファンタジーの原点 -
「子どもを本好きにする10の秘訣」>「命・生き方」で紹介された本。
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小学生の頃に家にあって、何度も読んだ本。
読書人生の初期にこの本と出会えて良かった。
どれもノスタルジックで、普段の景色からうっかり外れて不思議な世界に入り込んでしまったような感覚。
表題作のまほうをかけられた舌と、ライラック通りのぼうし屋がとても好き。 -
フォア文庫は小学生の中学年~高学年のときに週に一冊くらいのペースで父親に買ってもらっていたシリーズ。
その中でとにかく繰り返し読んだのがこの本。
読み始めると、いつもお話の世界に引き込まれていました。
ときどきふっと読みたくなるのが安房直子さんの作品です。 -
古本で購入
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安房直子さんは超一流のファンタジー作家だ。和製ブラッドベリ。表題作も素晴らしいが,収録の『コロッケが五十二』はなんとも楽しい作品。肉屋の娘,こふきちゃんがつくるコロッケ,注文者は,なんと,しゃべるねこ,ころがるころがるコロッケたち。
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料理は腕でなく舌で作るものだそうです。主婦必見。