おとうとのたからもの

著者 :
  • 岩崎書店
3.88
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本棚登録 : 42
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265014514

作品紹介・あらすじ

小学2年生のあおいちゃんは本が苦手。でも、弟はいつも絵本を読んでいる。
絵本に夢中な時は、外で一緒に遊んでくれないし。
弟の気持ちがわからず、あおいちゃんはちょっかいを出してしまいます。

ある日、弟が風邪をひいてしまい、家で寝込んでいました。
具合が悪いのにも関わらず、おとうとの手にはやっぱり絵本が…。
あおいちゃんには、どうしてそんなに絵本が大切なのかわかりません。
しかし弟には、絵本を大切にしている理由があったのです。

相手の気持ちに寄り添おうとすることの大切さに気づかされる、あたたかな物語。

感想・レビュー・書評

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  • あったかいお話だった。「だまされたと思って読んでみみたら好きになるよ」に対するあおいちゃんの、「本にだまされたくない」に思わずクスッとしてしまった。優しい姉弟でいいね。

  • 小学2年生のあおいちゃんは本も絵本も大の苦手

    《本ほどきらいなものは、わたしにはない。
     本にはだいたい、
     文字がぎっしり、つまっている。
     見ているだけで、頭がいたくなる。》

    でも、三つ下のおとうとの冬馬(とうま)くんは本が大好き
    かぜでねているときもブルーの絵本を手放さない

    《「そうだ、とうまくん、
     わたしが読んであげようか?》

    読んであげたその絵本には、たいせつなひみつがあった
    ママがおしえてくれたそのひみつって……

    《とうまくんのおかげで、わたし、
     本がちょっぴり、すきになりそうだよ。》

    弟を思う姉の気持ちがあたたかく、心を満たしてくれる創作絵童話

    漢字は2年生レベルで総ルビ
    分かち書きはせず、文節で改行していて読みやすい

    読後、表紙と裏表紙、表紙見返しと裏表紙見返しの絵を見比べると、にっこり

  • 絵本に対して、「だまされたくない」と思う主人公の姿が、みょうにリアルで、わたしは思わず笑ってしまいました。この主人公が、あることをキッカケに、絵本好きになる。他愛のない話ですが、そういうのって、いいなあって思いました。

    それに、話の中の絵本がシリーズ化されていて、謎の絵本もあると言うところ、子どもたちと一緒に想像を楽しめそうですね! 自分でもこのシリーズをモチーフに、お話を作る子が出てくるかもしれません。子どもはお話作りの天才だと言われていますから。

    本が大嫌いという話から、弟への理解が深まる家族愛の物語になっていく。なかなか粋なお話でした。

    #おとうとのたからもの #NetGalleyJP

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著者プロフィール

作 小手鞠るい(こでまり・るい)
1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。「詩とメルヘン」賞、「海燕」新人文学賞、島清恋愛文学賞、ボローニャ国際児童図書賞などを受賞。2019年『ある晴れた夏の朝』で小学館児童出版文化賞を受賞。一般文芸、児童書などの著書多数。小学校高学年向けの作品として『心の森』『いつも心の中に』『初恋まねき猫』『少女は森からやってきた』『ぼくたちの緑の星』など、中学生向けの作品として『きみの声を聞かせて』『放課後の文章教室』『窓』『卒業旅行』などがある。ニューヨーク州ウッドストック在住。

「2021年 『サステナブル・ビーチ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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