- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265027446
作品紹介・あらすじ
ほんとうにクマと友だちになれるの?あなたはクマが好き?それともきらい?こわい動物だと思っているとしたら、好きにはなれないでしょう。好きという人も、「まさか友だちにはなれない」と思うでしょうね。最近、人里に出てくるクマのニュースをよく耳にします。そこでは、いろいろな問題がおきています。なぜ、クマは山からおりてくるのでしょうか。また、人は、そんなクマと、うまくつきあっていくことができるのでしょうか。クマの気持ちも考えながら、人とクマが傷つけあうことなく、ともに生きていける方法をいっしょに考えてみませんか。
感想・レビュー・書評
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この間読んだウイルスについての子どもの本で、ウイルスと人とのゾーニングについて説明している場面で、この本が挙げられていたので読んでみた。テーマはいいはずなんだけど、著者の気持ちが事細かに書かれているのが雑音に感じて読み進める気にならなかった。
クマも人間と同じで、短時間で用意できてそこそこおいしい食べ物が好きなのね。限られたスペースで沢山の種類の生き物が生きていくためには、知恵や工夫が必要だ。そうした知恵や工夫を凝らす能力のあるはずの人間が漫然と生きているのはいけない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
題名を見た時、クマを幼い時から飼いならして友だちになる話かと思ったら、違った。住処を奪われ、主食のドングリの木を切られたクマたちは、人間の出す生ゴミを狙って人間の近くまで来るようになった。そこで人間とのトラブルが起こる。それをなんとか解決して、なるべくクマを駆除せずに仲良く共存していこうという取り組みの話。クマがまるでカラスみたいに生ゴミをあさりに来るなんて、また、こんな風にクマとの平和的共存のために尽力している人たちがいるなんて、知らなかった。