鳥の巣の本 (絵本図鑑シリーズ 19)

著者 :
  • 岩崎書店
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本棚登録 : 118
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265029198

作品紹介・あらすじ

鳥の巣の作り方や大きさ、卵のふ化日数など鳥の巣に関することをイラストで解説した図鑑。

感想・レビュー・書評

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  • 私は人間だが、
    自分が住む為の家を自分で建てる事が出来ない。

    だから、
    鳥や昆虫はすごいな、と思う。
    道具や材料を売ってるホームセンターも無いのに、
    夫婦ふたりで
    せっせせっせと材料を集め、
    安心して子育てできる環境を整える為に
    たゆまぬ努力をする。

    家の庭のマンサクにヒヨドリが巣を作り始めた時は
    (低い木なのに大丈夫かなぁ?)
    と、ハラハラしつつも見守っていたのだが
    案の定カラスに発見され
    新居完成を目前にして、ヒヨドリ夫婦は引越してしまった。
    (こぉのっ、ばかガラスがぁ~っ!!)

    本当に愚痴りたいのはヒヨドリ夫婦の方であっただろうが、(^^;
    とりあえず私は空っぽになった巣を観察してみて、本当に驚いた。

    高校の頃、私が授業で苦労しながら作り、その後速攻壊れた竹かごなんかより、遥かにクオリティーが高い住居っ!
    子を育む為に尽力を尽くす親心が反映しているその美しい巣を、他の鳥達はどう作っているのだろう?
    と、言う興味から読んでみたのだが、
    いやぁ~、
    ぽっと浮かんだ言葉が
    (これ、人智を越えてる…。)

    そりゃ、鳥だもんね♪

  • 絵がきれいで、わかりやすい。
    キジバトが庭の木に巣作りしたのがきっかけで、この本にたどりつきました。
    キジバトの巣は雑なほうなんですね。
    他の鳥の巣も見たくなりました。

  • 巣の話をするイコール鳥の生態の話をするということで、見た目は絵本なのにこれ1冊に恐ろしくみっちりした生物知識の詰まった大変いい本でした。鳥の大きさがちゃんと描き分けされててサイズ感が分かるのもいい。ハトの巣ほんと雑でかわいかった。ちゃんと生態に合ってるらしいですね。

  • 面白いねー鳥もさまざまだね

  • [江戸川区図書館]

  • けいはんな記念公園での展覧会の予習・復習に。緻密なイラストでの説明も興味深かったし、クスッと笑っちゃうようなコメント付きで面白かった。鳥の巣ってほんとに面白い!鈴木まもるさん、すごい!!

  • 目次抜粋
    鳥以外の動物の巣…32~33ページ
    カヤネズミ・リス・ヤマネ・クマ

    ヤマネ…地上1~6mくらいの葉やツルのからまったところや、木の枝のわかれめの落ち葉の集まったところに、かれ葉でレタスくらいの球体の巣をつくります。

    ※雪中休眠のイラスト…冬になると雪の中でねてしまうそうです。
    ※標本写真でシイの葉やクヌギの葉で球体の巣が紹介されている。(ヒメネズミの巣?)

    巣からわかること…37ページ
    ヤマネにおそわれたウグイスの巣としてイラストがある。
    1999年4月20日、(株)岩崎書店、東京都、全40ページ

  • 鳥の巣研究家な絵本作家鈴木まもるさんの数ある鳥の巣絵本はどれも興味深い。その中でうちにあるのがこの一冊。
    入門的に読むのにいいかも。きっと次から次に読みたくなるよ!そして本物の鳥の巣を生でみたくなるし、メイキングも観察したくなるはず。私もアフリカで巨大マンションみてみたい。
    ハタオリドリやニワシドリを知ったのも鈴木まもるさんからだった。また基本ヒナが巣立つまでしか使わないというのもはじめて知った。
    歌って踊れて、求愛ダンスやアピールの表現力もすごいけど、巣作りは職人技に魅せられる!鳥ってアーティストだよね‼

  • なかなか散歩から帰りたがらない娘に、
    「鳥もお家に帰るから帰ろ」
    …鳥の家って何処なんだ…で購入。
    似た様な大きさの鳥でも、巣はそれぞれ違ったりで面白かった。

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著者プロフィール

1952 年、東京都に生まれる。東京芸術大学中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズで赤い鳥さし絵賞を、『ぼくの鳥の巣絵日記』で講談社出版文化賞絵本賞を、『ニワシドリのひみつ』で産経児童出版文化賞JR賞を、『あるヘラジカの物語』で親子で読んでほしい絵本大賞を受賞。主な作品に「のりものえほん」シリーズ、『ティラノサウルスのはらぺこないちにち』、『せんろはつづく』、『みずとは なんじゃ?』、『としょかんのきょうりゅう』、『戦争をやめた人たち』が、鳥の巣研究家として『鳥の巣いろいろ』、『ツバメのたび』、『鳥は恐竜だった』などの著書がある。静岡県在住。

「2022年 『三日月島のテール 行くぜっ! 海の宅配便(全5巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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