ふき (えほん・ハートランド)

著者 :
  • 岩崎書店
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本棚登録 : 155
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265034536

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  • ふきは父親とふたりぐらし。母は、ふきが小さい時に病で死んでしまいます。
    ふきの父は、娘を育てていくために、一生懸命働きます。今はなじみが薄い、山から木を伐り出す仕事と、川を下って木材を運ぶ仕事とを両立させながら、ふきを育てていきます。ところが、春先に暴れる「青鬼」のせいで、死んでしまいます。娘である「ふき」は、この青鬼に復讐することを誓います。
    ふきは、このあとどうなっていくのか…。
    かなり長いお話ですので、「絵本」となってはいますが、6年生ぐらいがいいのではないかと思う作品です。

  •  だいば山の大男・大太郎と、木こりの娘・ふきは大の仲良し。嫁入り支度の金を貯めたいふきの父親にとって、娘と遊んでくれる大太郎は有難い存在だった。
     ある時、気性の荒い青鬼にふきの父親が殺されてしまう。仇を討とうとするふきのため、大太郎は青鬼を探し回り……。


     図書館本。
     楽しい話じゃないのは冒頭で見当がつくが、なんか救いのない話だなあ……。

    「モチモチの木」や「天の赤馬」などに比べ、滝平二郎としてはかなり新しい作品。新しいとは言っても、1998年頃のものなんだけど。
     なんだか全体に角が取れたような。線がものすごく安定したというか。円熟味は増したのだろうけど、隙が無さすぎる感じで、ちょっと物足りない……。
     私はもっと古い作品の、勢いの残る作風の方が好きだなあ。

  • 「春、ふきのとうが芽を出すと、大男の大太郎は思い出す。ふきは、おとうを殺した青鬼に戦いをいどんだ。その時なだれがおきて…」

  • ふきのとうの切ない話。字が多く読み応えあり。低学年でも引き込まれる話なのでじっくり聞いていた。自分でよむなら〜中学年くらいから

  • 淡々と理不尽な話ですが
    春が待ち遠しいけど嫌いな理由が切ないわ

  • 2019年1月28日

  • ふきは父親とふたりぐらし。母は、ふきが小さい時に病で死んでしまいます。
    ふきの父は、娘を育てていくために、一生懸命働きます。今はなじみが薄い、山から木を伐り出す仕事と、川を下って木材を運ぶ仕事とを両立させながら、ふきを育てていきます。ところが、春先に暴れる「青鬼」のせいで、死んでしまいます。娘である「ふき」は、この青鬼に復讐することを誓います。
    ふきは、このあとどうなっていくのか…。
    かなり長いお話ですので、「絵本」となってはいますが、6年生ぐらいがいいのではないかと思う作品です。

  • 26年度(6-2)

    一部抜粋して15分(普通に読むと20分強)

  • 2013/7/2 6年1組
    2013/9/10 6年2組
    2014/6/24 6-3

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著者プロフィール

1917年、東京都に生まれる。明治大学文芸科卒業。1968年、短編童話集『ベロ出しチョンマ』で小学館文学賞、1971年『ちょうちん屋のままッ子』でサンケイ児童出版文化賞、1978年『天の赤馬』で日本児童文学者協会賞を受賞。ほかに『職人衆昔ばなし』『立ってみなさい』『ゆき』などの作品があり、滝平二郎氏と組んだ絵本、『八郎』『花さき山』『モチモチの木』などもよく知られている。1985年、没。

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