しゅくだい (えほんのマーチ 5)

  • 岩崎書店
4.20
  • (117)
  • (82)
  • (60)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 1162
感想 : 114
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265034857

作品紹介・あらすじ

めえこせんせいがいいました。「きょうのしゅくだいは…です」すると、みんなはいっせいに「えー、うそー、ほんと?」と、おおさわぎ。いったいどんなしゅくだいがでたのかな。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 少し変わった宿題の話。小学生になったばかりくらいの子と親にちょうど良さそうな内容です。この宿題の翌日、みんなが元気なのもわかる気がします。

  • なんて温かいお話でしょう。
    宿題が「だっこしてもらうこと」だとは。
    実際に今の学校でそういう宿題が出たらどれくらいの子が…
    なんていう現実はさておいて、
    お母さんにもお父さんにもおばあちゃんにも
    大事にされている様子がとても微笑ましいです。
    絵もほんわかしていて暖かいです。
    私も抱っこされている気分になりました。

  • 初めて読んだのは……何年前だったか?
    15年半前か。
    いもとようこさんの存在も知らなかったし、話題になった絵本だとも知らなかったが、たまたま目にして一目惚れ。

    「いつか子供が出来たら、読んであげよう」と心に誓った

    ・・・その9年後??

    小学校に入学した娘に、妻と二人で読み聞かせ♪

    主人公の宿題達成の場面と合わせて、僕たち二人も順番にぎゅう~っと抱き締めてあげた時の娘の笑顔は、最高だった。

    いもとさん、素敵な絵本をありがとう♪

    ★5つ、10ポイント。
    2006年頃?に初読み。

  • いもとようこさんならではの、温かみのある動物たちの絵が特徴的な絵本です。学校の設定なので、様々な虫や動物が登場します。

    物語の主役は、もぐらのもぐくん。ある日、学校で”だっこ”の宿題が出されたもぐくんは、みんなの前では「やだ〜」と言っていましたが、内心は大喜び。家に飛んで帰り、早速お母さんにだっこのおねだりをしようとします。
    ところがもぐくんのお母さんは、赤ちゃんの面倒をみていたり、もぐくんに赤ちゃんの番を頼んで買い物に行ってしまったり、夕ご飯の支度で忙しそうだったりと、もぐくんに構ってくれません。
    夕食のとき、お父さんやおばあちゃんから、宿題について尋ねられ、ようやく宿題が”だっこ”であることを伝えることができます。するとみんな喜んで、順番にもぐくんをだっこしてくれます。お母さんは歌を歌いながら、お父さんは力一杯、おばあちゃんはもぐくんにそっと優しい言葉を囁いて。それぞれに愛情溢れるだっこをしてくれます。
    次の日、学校へ行くと、もぐくんを含めみんな普段に増してとても元気な様子。めえこ先生が宿題をやってきましたか、とみんなに問うと、最高の笑顔で生徒たちが「はーい」と返事をします。
    自分への愛情をたっぷり感じたもぐくん。赤ちゃんたちのお守りもにっこり幸せそうにこなす様子が最後のページにそっと絵で添えられています。

    文章は、ひらがなとカタカナで構成されていますが、カタカナにふりがなはされていません。ですが、カタカナは「テーブル」ともぐのお母さんの「ラララ…」という歌だけなので、カタカナに馴染みのない子でも少しのお手伝いで読み進められるように感じました。
    挿絵の中に散りばめられた登場人物の言葉は、色分けされていて、フォントの大きさも声の大きさに応じて書き分けられているので、物語を身近に感じられるように思います。

    【参考】読み聞かせ:2歳0ヶ月

  • 4分半
    1年読み聞かせ

  • 内容は想定外でしたが
    だっこというしゅくだいが
    忙しいお母さんになかなか言い出せない
    気持ちがよく伝わってきました

    勉強だけがしゅくだいじゃない
    こんなしゅくだいがたまにあったら
    ほっこりしちゃいます

  • めえこせんせいが言う。「きょうの宿題は『だっこ』です。おうちの人にだっこしてもらってください。」もぐらのもぐくんは急いで家に帰る。おかあさんは赤ちゃんの世話で忙しくて言えない。夕食のとき、家族が今日の宿題を知って、おかあさん、おとうさん、おばあちゃんがもぐくんをだっこする。次の朝、めえこ先生が宿題をしてきたか聞くと、みんな「はーい。」(31ページ)
    ※きょうだいがいる子たちに読んであげたい。

  • 先生が出したしゅくだいにほっこりします。ひざの上に乗せた娘にしゅくだいをしました。照れながら、娘もずーっとしゅくだいの体制です。いもとようこさんの絵も好きです。ときどき読み返したくなる絵本だと思いました。

  • 読み聞かせ用に買ったのですが、決め手は子供の心情がわかりやすく描かれているところ。
    抱っこして貰うことが宿題ででて、みんなは恥ずかしいと思う、でも実は抱っこされたいお年頃。
    家で言いかけると何かと後回しにされる描写もよくある日常なので切なくなったりします。
    大人も「これじゃいけないな」って思わせてくれるところも、子供の本当の気持ちの部分もとてもいい内容だと思いました。
    絵も可愛いし、サイズも団体に見せるにはいい感じです。装丁もよいと感じました。

  • 2023.08 1-1

全114件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

絵本作家。兵庫県生まれ。ボローニャ国際児童図書展エルバ賞とグラフィック賞を受賞。作品に『いとしの犬ハチ』「あかちゃんのためのえほん」シリーズ(講談社)、『まほうのあけだま』『まいにちがプレゼント』(金の星社)など400タイトル以上。

「2023年 『ともだちだもん!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

いもとようこの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
酒井駒子
トミー=アンゲラ...
なかの ひろたか
モーリス・センダ...
ドン フリーマン
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×