ふくはうちおにもうち (えほんのマーチ 10)

  • 岩崎書店 (2004年1月1日発売)
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本棚登録 : 473
感想 : 48
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  • 本 ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265034901

感想・レビュー・書評

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  • せつぶんのよるにさけを飲んでいた男。外から泣き声が・・・

    「おにはそとふくはうち・・・」という常識を覆す楽しい絵本です。
    良い行いをすることの素晴らしさやみんなで楽しむ事の幸せを教えてくれます。絵もやわらかいタッチで優しい気持ちになれる、お話です。

    • lucky@trdさん
      節分に関する絵本は、鬼退治ではなく、鬼も仲間というお話が多いようですね。心温まります。
      節分に関する絵本は、鬼退治ではなく、鬼も仲間というお話が多いようですね。心温まります。
      2012/12/23
  • 「ふくのかみ、自分のヘソに自分の顔を書いてるのが面白い。」
    「赤ちゃん大人みたいいろんな顔!」 (M6)
    「福の神、意外に自由。鬼をおっばらうかと思ったら逃げようとしたり、酒飲んて酔っ払ったりさ。」
    「鬼きて福きたら、フツウになるんじゃね?」
    「鬼に気を遣っておにはうちとか言ってんだ。」(S9)

    ある寒い夜、ひとり留守番をしていた男は訪ねてきた面々と酒を飲み始める。
    楽しそうだな。東京バンドワゴンみたい。
    「毒を喰うなら皿まで」?ちがうか。
    とにかく「笑う門には福きたる」!

  • 節分の夜。ひとり、留守番で酒を飲んでいると、追い出されて行くところのない鬼たちがやってきて・・・

    みんなで楽しくどんちゃん騒ぎ。騒ぎにつられて福の神までうちに来た!!

    節分、ふつうは「鬼は外!福は内」だけど、「鬼も内!!」したら鬼には感謝され、福は家に居てくれることとなり、いいことだらけ。
    楽しいおはなしです。

  • 子どもと読むなら、節分の時期に。
    この人の絵はクセが強いので、好みがはっきり分かれそう。

  • 節分のシーズンに。子どもたちが喜びそう。

  • 災い転じて福と為す⁉なユーモア絵本。

  • 6歳9か月の娘へ

  • 控えめで慎ましいオニと陽気で大らかな福の神のギャップが愉快。

  • '3'24

  • 節分の日の夜、外から聞こえてくる声。
    「さむいよう、さびしいよう」
    男がそっと戸を開けると鬼たちが。
    人のいい男は、遠慮する鬼たちを招きいれ、酒をふるまいます。
    帰ってきたおかみさんと子供たちはびっくりぎょうてん。
    出て行って!福の神がきてくれん!と懇願しますが、男も鬼もいい気分で踊りだす始末。
    そこにやってきたのは陽気な声を聞きつけた福の神。
    今度はおかみさんも子どもたちも福の神を逃すまいと必死。
    引き留められて逃げられず、酒を勧められた福の神もとうとうご陽気にどんちゃんさわぎ。
    福の神はすっかりこの家を気に入って神棚に座ってくださいました。

    出て行ってくれと大泣きをしていたおかみさんが一転、色気まで出して福の神を引き留め、子どもたちも福の神をさりげなく囲んで動けなくしたり、扉には突っ張り棒をしたり…必死さが伝わってきて笑ってしまいます。

    どんな逆境も陽気に必死に。そんな家に福の神はいらっしゃるのですね。

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著者プロフィール

《ありえる》
父は桃太郎。母はかぐや姫。妻は白雪姫。
エッセイ『絵本のことば 詩のことば』
詩集『ことばの遊園地』『たちつてと』
《ありえない》
1941年、福岡県大牟田市生まれ。
絵本『ともだちや』。

「2024年 『ありえない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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