夢 啄木・中也・道造詞華集 (美しい日本の詩歌 10)

  • 岩崎書店
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  • 本 ・本 (102ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265040506

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  • 中原中也
    月夜の晩に
    美しいことばは美しい世界をつくる。
    いま、人間の世界は美しくない。

  • ZARDの坂井泉水さんが
    石川啄木から影響を受けたということを知り
    さいきん石川啄木がブームになっている

    貧しい青年というイメージとはかけ離れた
    人生経験や、かなりロックな詩を書く
    彼にさいきんハマっている

    そして今のと私と同じ歳で亡くなっている。

    絶対いまの時代生きていたら、
    Twitterで人気者になれそうな素質しか感じられない

    彼と同じ26年を生きたのに、全く人生の濃さがちがう

    ほかに、中原中也や立原道造も読むきっかけとなって良かった

  • 後書きを見ると、詞華集タイトル「夢」は、三人三様に「夢」をえがいていることに気づいての命名とのこと。

    才能溢れる三人はみな30歳までに若くして結核系の病気で亡くなっている。

    その人生の儚さ、報われなさがあるから余計に彼らが描く夢は透明で、どこかしら悲しみが漂っているような気がする。

    「それもよしこれもよしとてある人の その気がるさを 欲しくなりたり」(石川啄木「一握の砂」より)

  •  薄いけれど素敵な言葉が沢山詰まった、優しい絵本でした。

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著者プロフィール

北川幸比古(訳)
東京生まれ。児童文学作家・詩人・翻訳家。1954年早稲田大学文学部国文科卒。60年代から児童SFを執筆、のち詩集の編纂を多く手掛ける。1983年第1回新美南吉児童文学賞受賞。2004年没。本書の「赤ずきん」「おおかみと七ひきの子やぎ」「ホレおばさん」「いばら姫」「白雪姫」「七羽のからす」「いさましい仕立
て屋さん」「ヘンゼルとグレーテル」「ブレーメンの音楽隊」「金のがちょう」の翻訳を手がける。

「2022年 『グリム童話集 赤ずきん・ラプンツェルなど』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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