啄木・中也・道造詞華集 夢(ゆめ) [美しい日本の詩歌] (美しい日本の詩歌 10)
- 岩崎書店 (1996年1月20日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265040506
感想・レビュー・書評
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ZARDの坂井泉水さんが
石川啄木から影響を受けたということを知り
さいきん石川啄木がブームになっている
貧しい青年というイメージとはかけ離れた
人生経験や、かなりロックな詩を書く
彼にさいきんハマっている
そして今のと私と同じ歳で亡くなっている。
絶対いまの時代生きていたら、
Twitterで人気者になれそうな素質しか感じられない
彼と同じ26年を生きたのに、全く人生の濃さがちがう
ほかに、中原中也や立原道造も読むきっかけとなって良かった
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後書きを見ると、詞華集タイトル「夢」は、三人三様に「夢」をえがいていることに気づいての命名とのこと。
才能溢れる三人はみな30歳までに若くして結核系の病気で亡くなっている。
その人生の儚さ、報われなさがあるから余計に彼らが描く夢は透明で、どこかしら悲しみが漂っているような気がする。
「それもよしこれもよしとてある人の その気がるさを 欲しくなりたり」(石川啄木「一握の砂」より) -
薄いけれど素敵な言葉が沢山詰まった、優しい絵本でした。
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