- Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265057672
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
期待にたがわず、読後感の良い•••好きです!w
プロローグ、百鬼夜行の晩、小鬼と少女の出会いのシーンから物語が始まり、場面や時が変わり身寄りもなく落ちぶれた姫の館で過ごす女童わかぎが主人公。
町に出没する盗賊“闇の疾風”がお屋敷に忍び込んだと検非違使がやってくる。そしてその翌日、見目麗しい若者が現れる•••
もうね、好きです。ネタバレ書きたくないので詳しく書かないけど。続きが読みたいなー^_^ -
小中~。タイトルになっている「緑瑠璃の鞠」とは、いらない気持ちを吸い取ってくれる。心ふさぐ思いを、なかったことにできる鬼の宝。
悲しいこと怖いことを緑瑠璃に閉じ込めると、しあわせだった思い出もなくなり、人らしい気持ちを忘れていく、そして鬼になる という。人は、いい思いとそうでない思い、両方をいとおしむことができるのだろう。
夏姫と高藤は、幼きときに出会っていた。そしてお互いの大切なものを渡しあっていた。緑瑠璃の鞠ともえぎ色の匂い袋がつないでいた。そして、思わぬ再会から時を経て言葉を交わし、想いを伝え合うことができた。
終章「野分のあと」 丁度20110904この日の朝日新聞天声人語に「野分き」のことが書かれていた。農の厄日 台風12号上陸日と重なった。 -
悲しい、うれしい、そんな感情を教えてくれた本。
-
王子様・お姫様編 高学年
平安時代の風が、さわやかに吹き抜けるようなお話。
百鬼夜行の子鬼が、小さな女の子に渡した「緑瑠璃の鞠」。ながめていれば悲しいこともつらいことも忘れられる不思議な鞠の行方は。 -
2010.04.28 図書館
同上 読了、平安風ファンタジー。鬼や不思議な道具少々。優しいお話です、短いのですぐ読めた。おばさまは落窪の継母がすこし入っている……。