都会のアリス (物語の王国II 5)

著者 :
  • 岩崎書店
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本棚登録 : 114
感想 : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265057856

作品紹介・あらすじ

わたしが自分のことをアリスって決めたきっかけは、もちろん『不思議の国のアリス』。
おまえはだれなんだ? どこへ行こうというのだ?
     
中学2年生の小林佐知子は、ちょっと夢見がちな元気な女の子。アリスという呼び名は自分で決めました。 
母は商社勤め、父は役者でほとんど在宅。親友の美樹ちゃんとの学校生活も順調、毎日は幸せだけど、ちょっとずつ他の家とちがうところが、気になって。

ある日、進路調査に悩んでいると、母が出張から帰らずに「家出」することが発覚。すっかり動転したアリスは、母の親友と会い、話を聞きますが…。

大人たちの生き方を見つめながら、13歳の少女が、人生の選択にむきあう姿を名作『不思議の国のアリス』に重ねて、あざやかに描いた応援譚!

感想・レビュー・書評

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  • ママが出張から帰ってこない。ただそれだけのことをただそれだけのことと思えないのが中学二年生の女の子なのよね、と思い出させてくれる。

    佐知子=アリスの物語は、不思議の国のアリスの物語と並走する。この有名すぎる物語が少女たちにいかに影響を与えたかを思う。

    わたしのなかにはあのころのわたしがいる。連なっている。もちろん、ママともね。

  • 両親を無条件に信じられなくなり、でも無条件に甘えてもいたい。そんな過渡期の中学2年生の少女の不安定な心の揺らぎが、不思議の国のアリスや植田真の絵と重なり合い、夢想と現実のあわいの中で描かれる。
    成長し変化する心を愛おしく見守る作者の想いに包まれる。

  • 面白くて、何故か癖になって何回も繰り返し読んだ。文章が読みやすくてスラスラ読めた。

  • アリスになりたい
    大人になりたいのに、大人らしくなれない
    思春期主人公モノだな~~~~~~

  • 一時間くらいで読み終わりました。石井睦美さんの小説は主人公が学生の方が好きだなと思った。アリスちゃんも、もう少し大人になったら、名前がアリスじゃなくてよかったと思うんじゃないか・・・。植田真さんの挿絵も可愛くてよかったです。

  • 中学二年生の佐知子。進路を考えることをキッカケに自分の心と向き合うお話。
    アリスの文章に擬えて進んでいく物語です。
    空想の世界に浸る佐知子は少し自分と似ているのかも(笑)
    特に大きな出来事が起こるでもなく、自分が持っているウサギのぬいぐるみと空想の世界で自分を探す。
    多感な思春期の気持ちをうまく表現しているなぁと思ったものの。
    物語としてはつまらなかったかなぁ。
    同年代の頃に読んだとして共感できるとか、私もがんばろうとか、そういった気持ちにはならなさそうな・・・
    終わり方も思春期さながらのぼんやりとした曖昧な終わり方でした。
    挿絵がものすごくかわいかったです^^

  •  中学生のアリスは、自分の本当の名前が好きではない。『不思議の国のアリス』を4年生の夏休みに読み、それをきっかけに自分の名前をアリスに決めた。物語にでてくる白ウサギにそっくりなウサギのぬいぐるみだって持っている。

  • 中学2年生の佐知子は、自分の名前が気に入らなくて、大好きな「不思議の国のアリス」から「アリス」と決めた。
    母は海外出張が多く、父は芝居の稽古、と忙しので、将来の相談をしたいのにできない中、両親の生き方を見つめながら、自分の心を見つめなおしていく。「不思議の国のアリス」に重ねながら綴られる文章も、優しい雰囲気の挿絵も素敵です。(アイ)

  • 語り口調で進んでいくストーリーで、さらりと読める。でも、空想の世界で生きてても、中学生ならもうちょっと大人なのでは…。
    何より植田さんの挿し絵が素敵すぎる。

  • [ 内容 ]
    商社勤めで海外出張の多い母、父は家で芝居の稽古ばかり、わたしは、「おうちの人」と、将来の相談をしたいのに―大人たちの生き方を見つめながら、13歳の少女が人生の選択にむきあう姿を名作『不思議の国のアリス』に重ねてあざやかに描いた応援譚!
    すべての女の子に贈るリリカル・ファンタジー。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


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著者プロフィール

作家、翻訳家。『五月のはじめ、日曜日の朝』(岩崎書店)で毎日新聞小さな童話大賞、新美南吉児童文学賞を受賞。『皿と紙ひこうき』(講談社)で日本児童文学者協会賞、『わたしちゃん』(小峰書店)でひろすけ童話賞を受賞。作品に「すみれちゃん」シリーズ(偕成社)、『100年たったら』(アリス館)、『まいごのてがみ』(世界文化社)など多数。

「2021年 『王さまのお菓子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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