都会のアリス (物語の王国II 5)

著者 :
  • 岩崎書店
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本棚登録 : 101
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265057856

作品紹介・あらすじ

わたしが自分のことをアリスって決めたきっかけは、もちろん『不思議の国のアリス』。
おまえはだれなんだ? どこへ行こうというのだ?
     
中学2年生の小林佐知子は、ちょっと夢見がちな元気な女の子。アリスという呼び名は自分で決めました。 
母は商社勤め、父は役者でほとんど在宅。親友の美樹ちゃんとの学校生活も順調、毎日は幸せだけど、ちょっとずつ他の家とちがうところが、気になって。

ある日、進路調査に悩んでいると、母が出張から帰らずに「家出」することが発覚。すっかり動転したアリスは、母の親友と会い、話を聞きますが…。

大人たちの生き方を見つめながら、13歳の少女が、人生の選択にむきあう姿を名作『不思議の国のアリス』に重ねて、あざやかに描いた応援譚!

感想・レビュー・書評

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  • アリスになりたい
    大人になりたいのに、大人らしくなれない
    思春期主人公モノだな~~~~~~

  • ママが出張から帰ってこない。ただそれだけのことをただそれだけのことと思えないのが中学二年生の女の子なのよね、と思い出させてくれる。

    佐知子=アリスの物語は、不思議の国のアリスの物語と並走する。この有名すぎる物語が少女たちにいかに影響を与えたかを思う。

    わたしのなかにはあのころのわたしがいる。連なっている。もちろん、ママともね。

  • 一時間くらいで読み終わりました。石井睦美さんの小説は主人公が学生の方が好きだなと思った。アリスちゃんも、もう少し大人になったら、名前がアリスじゃなくてよかったと思うんじゃないか・・・。植田真さんの挿絵も可愛くてよかったです。

  • 中学二年生の佐知子。進路を考えることをキッカケに自分の心と向き合うお話。
    アリスの文章に擬えて進んでいく物語です。
    空想の世界に浸る佐知子は少し自分と似ているのかも(笑)
    特に大きな出来事が起こるでもなく、自分が持っているウサギのぬいぐるみと空想の世界で自分を探す。
    多感な思春期の気持ちをうまく表現しているなぁと思ったものの。
    物語としてはつまらなかったかなぁ。
    同年代の頃に読んだとして共感できるとか、私もがんばろうとか、そういった気持ちにはならなさそうな・・・
    終わり方も思春期さながらのぼんやりとした曖昧な終わり方でした。
    挿絵がものすごくかわいかったです^^

  •  中学生のアリスは、自分の本当の名前が好きではない。『不思議の国のアリス』を4年生の夏休みに読み、それをきっかけに自分の名前をアリスに決めた。物語にでてくる白ウサギにそっくりなウサギのぬいぐるみだって持っている。

  • 中学2年生の佐知子は、自分の名前が気に入らなくて、大好きな「不思議の国のアリス」から「アリス」と決めた。
    母は海外出張が多く、父は芝居の稽古、と忙しので、将来の相談をしたいのにできない中、両親の生き方を見つめながら、自分の心を見つめなおしていく。「不思議の国のアリス」に重ねながら綴られる文章も、優しい雰囲気の挿絵も素敵です。(アイ)

  • 語り口調で進んでいくストーリーで、さらりと読める。でも、空想の世界で生きてても、中学生ならもうちょっと大人なのでは…。
    何より植田さんの挿し絵が素敵すぎる。

  • [ 内容 ]
    商社勤めで海外出張の多い母、父は家で芝居の稽古ばかり、わたしは、「おうちの人」と、将来の相談をしたいのに―大人たちの生き方を見つめながら、13歳の少女が人生の選択にむきあう姿を名作『不思議の国のアリス』に重ねてあざやかに描いた応援譚!
    すべての女の子に贈るリリカル・ファンタジー。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 『ふしぎの国のアリス』になぞらえて、
    中学2年生の佐知子の日常に起こる問題(進路とか、母親が「自分を見つめたいから」とのメーを残して3日間旅にでてしまう、とか)を考える話。

    不思議の国のアリスとのリンクも中途半端な感じだし、
    親の説明不足な行動が中2の子供にはショッキングすぎてかわいそう。
    母親の親友曰く「彼女ははずっと「良い子」でやってきたから立ち止まって旅に出たくなったんだろう」って…。それはわかるけどせめてメールじゃなくて面と向かって伝えましょうよお母さん。「良い子」を演じて生きてきたことを後悔してるんだとしても、子供を産む決断をしたのは自分。子供に自分の「流され人生」のツケを払わせないでください…。

  • 中学生の女の子が主人公。自分のことをアリスになぞらえて話が進む。劇的なことが起こるわけではなく、流れていくようなお話。
    2014/7/1

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著者プロフィール

作家、翻訳家。子どものための読み物に「すみれちゃん」シリーズ(偕成社)、創作絵本に『100年たったら』(アリス館)、翻訳絵本に『せかいでさいしょに ズボンをはいた 女の子』(小社)など。

「2021年 『おばけのキルト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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