デルトラ・クエストI (3) ネズミの街

制作 : はけた れいこ  岡田 好恵 
  • 岩崎書店
3.55
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本棚登録 : 411
レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265061532

作品紹介・あらすじ

3つ目の宝石を求めて旅をつづけるリーフ、バルダ、ジャスミン。迷いこんだチュルナイという街で、3人は、赤い服の男たちにとらえられてしまった。その街には、ある秘密があったのだ…。

感想・レビュー・書評

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  • 第3巻は、これまでは敵味方のどちらかしかない役どころに初めて「中立」という立場を貫く人物、商売人トムの登場や、何から何まで不潔な行為とネズミを忌み嫌い邪悪とまで呼ぶネズヌクとその街の住人達など、癖のある感じのキャラクター達ばかりだが、最後まで読み進めるといろいろと合点がいくものではある。

    自分達がこれまで信じ尚且つそれらに準じて行動したこと全てが良き方向に結びつくことは決してなく、そしてその思考と行動を徹底した結果、他所から来た人間の何気ない行為すら異常と思えるなど、要は洗脳と同義ではあるがそこにたかたが小説であるだけであると割り切れないリアル感があって面白い。

    そういうところから3巻は思想やモノの考えかたや立場の違いというのを色濃く書き尚且つ、リーフ達をも巻き込んでここで一気に表面化したという感である。

    例であげるなら、チュルナイの街から逃げ出すときに気絶しているネズヌクの長、ライにジャスミンが止めを刺そうするときにリーフが止めようしたときに言い放った下のセリフが実にジャスミンらしいと言える。

    「もし立場が逆ならこいつはきっと私を殺すわよ。こいつが襲って来たとき、あなただって殺せるものなら殺してたでしょ!」

    その言葉にリーフが言い返せないところにデルの街で生まれ育ったリーフと野育ちのジャスミンの違いというものがここでハッキリとしたのである。
    まぁもしも、それが自分だったら生かすか殺すだったら今なら後者のほうを選ぶが、それこそ作中のリーフと同じ生まれと年頃だったら絶対に迷いがあったと思う。

    主に子供が読む小説とはいえ少しキツメだが決して勧善懲悪でモノを語らないし、ときたまやる敵のエグイ死にざまを書くのを辞さないところがデルトラの真骨頂なのだろう。

  • 3巻から6巻くらいまで、基本展開が同じなので読むのがだるい。
    ネズミの街、チュルナイの描写は少し面白い。

  • 第3巻では、当然ながら次の宝石を捜す旅。それが、ねずみの街にあることがわかるのだが、3人はまっすぐそこへ向かわず、いろいろと道草。そのため、この巻の8割ぐらい読み進めたところで、ようやくねずみの街へ。そこで待ち受けていたのは大蛇。こいつを倒して3個目の宝石ゲット。 子供だましと思っていたがだんだん楽しくなってきた。小僧はまだ1巻目を読んでいるのであわてて4巻以降を買う必要はないのだが、ついつい今日アマゾンへ発注した。

  • 3つ目の宝石を求めて旅をつづけるリーフ、バルダ、ジャスミン。迷いこんだチュルナイという街で、3人は、赤い服の男たちにとらえられてしまった。その街には、ある秘密があったのだ…。

  • 2巻目を読んでからかなり間が空いてしまったけど3巻目。

    冒頭の魔女テーガンの子供たちは間抜けとしか言いようがない。 しかし1人だけ生き残った奴が今後どう出てくるか気になる。

    商売人のトムはあの世界ではうまく立ち回っている方だね。
    でもいずれどちらかに与するしかなくなりそうだけど。

    チュルナイの街は小型動物への過剰反応は置いておいて。風習なんかは彼の国と似ているなと。
    あの街は後々救われるのだろうか。

    最後の対決よりその前のネズミの集団の方が怖かった。
     

  • 人の言うことを聞かない人だ。
    だけど、それが回りまわって、あとで役に立つというのは、きっと勇者補正なのでしょう。

  • 面白い!だってさ、この宝石が最後だろって思ってたやつがもう出てきちゃうんだよ。S12

  • ネズミの街

  • 3巻目読了
    軽く読めて楽しいです。欲を言うなら魔物との戦闘シーンをもう少し読みたいです。とくに宝石を取り返す一番大事な戦いのシーン。それなのに、あっけなく戦いが終わってしまい少し物足りなく思いました。

  • これを読んで読書好きになったという子どもは、わからないでもないです。
    ちょっと、浅い感じはしますけど、次から次へのストーリー展開は、やっぱり、悪くないと思います。

    ただ、ここから、このシリーズ以外の次の読書に続いていくかどうかというと……。
    いやきっと、続いていく子どもも、いると思いたいです。

    映画化されるらしい「マーリン」の1巻よりは、こっちの方がおもしろく感じます。
    「マーリン」は、好きな世界なので、2巻以降の展開に期待しているんですけどね。

    どっちの物語にも共通するのは、ちょっと、キャラが薄っぺらで、ゲームっぽいことです。
    で、薄っぺらいところで、ストーリー展開としては、「デルトラ・クエスト」の方が、いろいろなことがまとまって起こっておもしろいという感じです。

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著者プロフィール

オーストラリア在住のファンタジー作家。『リンの谷のローワン』シリーズや『デルトラ・クエスト』シリーズ、『ティーン・パワーをよろしく』『フェアリー・レルム』『ロンド国物語』など多数の人気児童書シリーズを執筆。とくに『デルトラ・クエスト』シリーズは、日本をふくめ全世界で大ヒットし、累計1500万部を突破している。2014~2015年に日本でも出版された『勇者ライと3つの扉』は、デルトラ世界とつながっていたことが判明し、話題を呼んだ。

「2016年 『スター・オブ・デルトラ 1 〈影の大王〉が待つ海へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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