青き龍の秘宝 (フォア文庫)

著者 :
  • 岩崎書店
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本棚登録 : 153
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265063697

感想・レビュー・書評

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  • (2018-06-02)

  • 記憶を消すって、簡単に言うけど、それって大変なことだと思いますよ。
    消すにしてもどこからどこまでを消したのだろう。
    原因から結果まですべて?
    ただ単に、あの日、当日の出来事だけを消したなら、彼はずっともやもやした気持ちを抱き続けることになると思う。
    もし、原因から結果まですべて消したなら…その整合性を取るのはすごく大変だと思う。
    病気だったお母さんが、なぜかすっかり治ったのも、どう説明するんだろう。
    それこそ、奇跡かしら。
    彼の耳の件に関してもそう。
    難しいこと考えたらキリがないけど、すごく簡単なことのように書いてあるので、気になりました。

    一度あった出来事を、存在した物事を、記憶を、なかったことにするというのは、そんなに簡単なことではないと思います。

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著者プロフィール

大阪府生まれ。おとめ座のA型。おもな作品に「新 妖界ナビ・ルナ」シリーズ、「摩訶不思議ネコ・ムスビ」シリーズ、「海色のANGEL」シリーズ、「劇部ですから!」シリーズ(いずれも講談社青い鳥文庫)、『炎たる沼』(講談社)、『自鳴琴』(光文社)などがある。ナツという名の愛猫と、ぐうという名のトイプードルと同居している。

「2020年 『エンマ先生の怪談帳 だれもいない卒業式』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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