オーギュスト・デュパン「モルグ街の怪事件他」 (世界の名探偵 1)

著者 : エドガー・アランポー 堀内一郎

• 岩崎書店 (2001年4月5日発売)

感想・レビュー・書評

[さえさんの感想 · 2019年2月24日]

探偵小説の元祖。

謎に満ちた序盤から、デュパンの推理を灯りにしながら事件の真相までを読者も辿って行く。

デュパンの格好良さもさることながら、終盤の意外過ぎる結末が面白い。

ただ、途中難解な部分もあり、「？？？」となってしまうところも。

江戸川乱歩を読んでから興味を惹かれポーを読んだのだが、この作品を読んだ後に一番読みたくなったのはシャーロック・ホームズ。

現代に至るすべての探偵小説に影響を与えたポーはやっぱりすごい。