ピパルクとイルカたち (海外秀作絵本 9)

  • 岩崎書店 (2003年5月1日発売)
3.17
  • (0)
  • (1)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 30
感想 : 6
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784265068098

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シロイルカが氷に阻まれる。船からクラシック音楽をながして、導き救助。
    ロシアのチュコト半島での実話。
    1984年12月発生。2月末に破氷船が現地に着く。

  • ハンターの娘のピパルク、氷の穴に閉じ込められたイルカたちを発見、村人で頑張って氷を割ろうとするが限界、漁師村から砕氷船が来る、ピパルクはイルカの赤ちゃんために歌を歌う、音楽につられて動くイルカたちを見て船でクラシック音楽を流してイルカを海まで誘導する、1984年にロシアのチュコト半島であった話、チュクチ人のハンターが数千頭のイルカを見つける、実際はロシア政府が砕氷船モスクワ号を派遣したり、船の研究者がどんな音楽なら惹きつけられるかを色々試してる

  • ベルーガという名でも知られる、シロイルカについての、実話に基づいた話。
    氷に覆われた冷たい海に生息する、不思議ないきもの、シロイルカ。Wikipediaの情報によると、流氷におおわれた海でも、氷の隙間をみつけて呼吸するという能力をもっているそうです。高い笛のような音を発することから「海のカナリア」とも呼ばれているのだとか。音楽に対して反応することでも知られていて、コミュニケーションの能力も注目されているそうです。(そして、イルカという名前だけれど、クジラ目に属します)。
    流氷の間にはまって抜け出せなくなってしまったシロイルカを、必死に救おうとする人間たち。イルカたちを氷の隙間から広い海へと導いたのは、クラシックの音楽だったといいます(絵本では、女の子の歌、という風にアレンジされています)。いきものの不思議さ、いのちのつながりを感じる、とてもこころあたたまる一冊です。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/シロイルカ

  • 1月の読み聞かせは3年生のクラスを担当しました。
    寒い季節に、より情景が想像しやすいかと思い、北極圏近くに暮らす人々が氷の穴に閉じ込められたイルカたちを救うというお話を選んでみました。
    子どもたちが厳しい自然の中で暮らす人たちの強さと優しさを感じてくれたら嬉しい。
    イルカと音楽の関係も興味深いです。

  • 10分

全5件中 1 - 5件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×