としょかんライオン (海外秀作絵本 17)

  • 岩崎書店
4.34
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  • Amazon.co.jp ・本 (41ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265068173

作品紹介・あらすじ

としょかんは、まちのひとたちが、ほんをよんだり、かりたりするところ。としょかんには、だれでもはいれます。ライオンでも?あるひ、まちのとしょかんに、おおきなライオンがやってきました。

感想・レビュー・書評

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  • ったよりも大きな本だった。

    タイトル通り、図書館にライオンがやってくるお話。
    最初は慌ててた図書館職員も館長が『おとなしくしているならOK』と言ったので、しぶしぶ認める。ライオンは毎日大人しく図書館に通ってお手伝いをして子どもたちと一緒に本を読まれるのを聞いている。
    ある日、館長が踏み台から倒れてしまって、他の人を呼ぶために吠えたライオンは図書館に行かなくなってしまった。
    でも、図書館職員が図書館の前にいるライオンを見つけて『理由があればルールを破るときもある』と伝える。そしてまた、ライオンは図書館に通う。



    子どもに『ルールを破るときもある』と伝える本かなと。
    子供は教えられたとおりにルールを守ろうとする。純粋だから。それだけが正しいと信じてしまう。ただ、この『ルールを破るときはどんな時か』の判断が難しい時もあるけど。
    でも、ルールでガチガチになってる子にはこんな本を読んであげるといいのかなとは思う。

    私はと言えばルールでガチガチの子に近かったので、この本の意味は分かる。
    ライオンさんが真面目で可愛くてキュンとするというのもある。絵も優しいタッチなのでほんわか気分になれる。

    深く考えても考えなくてもいいのが絵本の良いところだけど、私は余計なこと考えすぎてるかも。

  • ある日図書館に来るようになって、図書館に馴染んでいくライオン。それが少し気に入らないマクビーさん。
    誰のことも色眼鏡で見ないメリウェザーさんて素敵だな。クールかと思えば?人情味がある。
    静かに冷静に全てを見ている。
    ライオンの誠実さがマクビーさんの考えを変えた!
    ちょっと偏屈なマクビーさん。
    冷静なメリウェザーさん。
    誠実なライオン。
    人間味溢れる絵本でした¨̮♡

  • 胸がキュとする感動的なお話です
    色々深読みもできるお話だとも思いました

    私たちが生活をする中には、沢山のルールがあります
    図書館のルールで言えば、走り回ったりしない、大声を出さない、他の利用者さんに迷惑をかけない、などでしょうか

    逆に、そのルールを守れるのであれば、全ての人が図書館を利用することが出来るのです

    図書館は世界の縮図だなと感じました
    建前上、全ての人に門が開かれています
    といいなが、
    たとえルールが守れる善良な人だとしても、偏見や思い込みなどによって不当な扱いを受けたり、締め出されている人達が沢山いますよね

    現在、様々な場所で起こっているいざこざは、自分たちとは違うから受け入れない(受け入れられない)
    と言う心理から来ているものが多いように感じます

    よく知らないからこそ、理解する努力が必要で
    よく知らない物、人を受け入れるには小さな恐怖心に負けずに、
    どうぞお入りくださいと言う寛大さが必要なんだと思います

    絵本の中の図書館の利用者たちも、おっかなびっくりライオンを遠巻きに眺めていましたが、
    ライオンが紳士で優しいと知るにつれて受け入れて行きます

    これは、図書館長さんが最初にライオンを受け入れてくれたから、可能だったこと
    あの時、ライオンだから(よく知らないから)ダメ!
    と言われていれば、ライオンの優しさは分からなかったし、
    ライオンがいる素敵な図書館は存在しなかったのですから

  • 思いのほか心が温まった…
    ライオンが自分の思いを言葉にしないという
    ファンタジーなのに妙なリアルさが沁みたのかな

  • 『としょかんライオン』ルールとは何か? 相手への思いやりをもって捉えていくこと | にこっと絵本(2022-11-04)
    https://25ehon.com/archives/5157

    福本友美子さん翻訳の絵本「としょかんライオン」 図書館は誰でも受け入れてくれる場所|好書好日(2022.12.05)
    https://book.asahi.com/article/14780165

    としょかんライオン - 株式会社岩崎書店 このサイトは、子どもの本の岩崎書店のサイトです。
    https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b191977.html

  • とても良いお話で、静かに聞き入ってくれましたがこの絵本からのメッセージは、
    伝わったかな❓

    ルールは守らないといけないけれど、そうじゃない時もあるんですよね。

  • ライオンのいる図書館、そもそもそれはルールないの?!でもどんなルールも守るのが大事だけど、それよりもっと大事な事もあるんだって、優しいライオンと優しい人間の間には本当はルールなんていらない?!全ての図書館にこんなライオンがいたらいいのに…

  • こんなライオンとわたしも図書館で一緒に過ごしたい︕一家に一匹欲しくなる優しくて頼もしいライオンです。

  • 14'30"

  • きまりよりと大事なことがあると改めて気付かされた。相手のために柔軟に思いやりを持って接する気持ちを大事にしたくなった。

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