- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265068302
作品紹介・あらすじ
ヤッホー、ぼく、いぬ。ぼくってなんでもいちばんなんだ。はしるのもあなほりもおよぐのだってとくいだよ。そうともだちにじまんばかりしていると-。
感想・レビュー・書評
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うぬぼれからの自慢と自分のいいところを発表することはびみょーに違うんだよ、っていうお話。カラフルなかわいい絵とわかりやすいストーリー運びで小さい子の共感を得られそう。
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一年生に読み聞かせました。
「あー、そうか、面白ーい」と、心に沁みたようです。 -
2012.7.11 1-3
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いぬさんが、すぐに反省して悪かったことに気付く点がかわいいです
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いぬはいばりんぼうで、なんでもいちばんになりたがる。
そんないぬの友達は、高く飛ぶのが得意なてんとうむし、穴掘りが得意なもぐら、すいすい泳ぐのが得意ながちょう、体が大きなろば。
いぬはてんとうむしと体の大きさを比べて、ぼくがいちばん!
もぐらとを高く飛ぶのを比べてぼくがいちばん!
がちょうと穴掘りを比べてぼくがいちばん!
ろばとすいすい泳ぐのを比べてぼくがいちばん!
ちょっと抜けているのか、愛嬌なのか、比較するところが間違っている。
本当に得意な事で友達と比較したとき、いぬは自分が何にもいちばんじゃなかった、何にもできないんだ、と気付く。
友達に、
ぼくは何にもいちばんじゃない。ぼくはいばりんぼうだった。ごめんね。
とあやまるいぬ。
そんないぬに、
きみはぼくたちのいちばんの友達だ。きみにはふさふさのみみがあるじゃないか。
と諭す友達。
「みんなちがって、みんないい」
そんな金子みすずの詩を思い出す。
みんなそれぞれ得意な事があり、苦手な事がある。
なんでもいちばん!じゃなくていいのだ。
お互いのことを認め合い、それぞれの良さを確かめ合う。
それこそが、本当に素敵な友達関係なのだ。 -
H23年 7月 4-1
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色彩が鮮やかなので、子ども達を一気に引き付けることが出来た気がします。
友達との上手な関わり方について、考えてくれたんじゃないかなと思います。 -
やっぱり、誰しも「自分が」「自分が」に、なりがちですし、そうでありたい気持ちは誰しもが持っているのだと思います。でも、そこを、どれだけ相手を尊重したり、相手を思いやる気持ちを持てるか?が、とても大切なのだと思います。そんな大切な気持ちを知ることの出来る良い本です。