怪談えほん (5) ちょうつがい きいきい

著者 :
制作 : 東 雅夫 
  • 岩崎書店
3.35
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本棚登録 : 481
感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265079551

作品紹介・あらすじ

へやのとびらを開けるときいきいと音がする。よく見るとおばけがはさまってさけんでいるではないか!加門七海と軽部武宏が奏でる鳴り止まない恐怖。

感想・レビュー・書評

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  • 長つがいや、いす、ブランコ、うばぐるま、じてんしゃ、車がきいきいいうのはおばけが挟まっているから。絵が不気味だあ。

  • 〝お部屋の扉を開けると「きいきい」と高い音が聞こえる。しゃがんで見ると、何と! そこにはオバケが挟まっていて「痛い痛い」と叫んでいた。公園のブランコの鎖の間には、いくつもの赤いオバケ。乳母車、自転車、車の急ブレ-キ・・・あっちからもこっちからも「きいきいきい」・・・〟耳障りな破壊音がトラウマとなって貴方に襲いかかる<加門七海>作、<軽部武宏>絵による妖怪奇談の巻。良い子は、この絵本に近づかないでね。

  • キイキイって音きいたら見つめちゃう

  • 小学生の時、机の横のフックに耳がささった男児がいたのを思い出した。。。

    日常生活の中、用心しないと危ない物って沢山ある。

    けれど、やはり口で言っても伝わりきらないだろうから
    こういう本は有難いと思う。

    トラウマとの境界が難しいけれど。。

  • 蝶番の音をこのイメージで聞いたことはなかった。
    良い音でもないけど。

    何で男の子の背中に手形が、あるのか、とか
    ひっくり返った車とか、怖いです。
    想像すればするほど現実的な怖さを感じます。

  • 軽部 武宏の絵は独特の気味悪さが合って好きですね~。

  • ちょっと怖い絵だけど、ふーんという感じ。
    がまんできる怖さ。
    こどもの時に読んだらすごく怖かっただろうけど。

  • 怪談えほんシリーズ最終巻にして、加門七海さんと軽部武弘さんの最強タッグ!
    これまでで一番怖かった、文章と絵ともに迫りくる恐怖感は子どもに相当なトラウマを与えるレベル。
    小さな男の子が、「きいきい」と音の出る蝶番を見るとお化けが痛がって鳴いているのを目撃するところから物語は始まる。
    蝶番だけでなく、椅子や遊具から「きいきい」と音のする原因はお化けなのだ。
    それに気付いたとき、男の子にとっての身近にあるモノが一気に恐ろしい存在へと変わり、日常も魔の世界になってしまうという崩壊ぶりが凄まじい。
    どこに行ってもお化けだらけでパニックに陥った男の子の結末は、明言はされていないものの自動車に轢かれての事故死だろう。
    ショッキングな結末だが、もしこの男の子が痛がって鳴いているお化けを助ける勇気があったなら何か変わったかもしれないと思うと複雑な気持になる。

  • うさぎの持ち方!

  • とても後味の悪い絵本。
    子供というよりも、大人が読んで楽しむ絵本?

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著者プロフィール

加門七海
<プロフィール>
東京都生まれ。美術館学芸員を経て、1992年『人丸調伏令』でデビュー。伝奇小説・ホラー小説を執筆するかたわら、オカルト・風水・民俗学などへの造詣を生かしたノンフィクションも発表。自身の心霊体験をもとにした怪談実話でも人気を博す。小説に『203号室』『祝山』など、ノンフィクション・エッセイに『大江戸魔方陣』『お咒い日和』『墨東地霊散歩』『加門七海の鬼神伝説』など、怪談実話に『怪談徒然草』『怪のはなし』など多数。

「2023年 『神を創った男 大江匡房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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