おんなのしろいあし (怪談えほん)

  • 岩崎書店 (2014年8月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784265079575

感想・レビュー・書評

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  • 岩井志麻子さんの文章怖いなあ。学校の古い倉庫に雨の日に入っていく。それだけで怖い。しろい足が出てくるなんて、きゃあ!

  • おばけなんかこわくない
    おばけがいるという古いそうこ
    みんなは怖がるけど、ぼくはひとりでたんけんした
    そうしたら、おんなのしろいあしがたっていた

    ○絵が怖い
    ○終わりが怖い
    ○表紙と裏表紙の虹はなんだろう

  • 〝ぼくは、とても強い男の子のつもりだ。だから、オバケも怖くないんだ。友だちはみんな、怖がりだ。学校にある、もう使っていない古い倉庫を、とても怖がっている。そこは、オバケがいると、怖がられていた...雨の降る、暗い夕方、ぼくは、ひとりで倉庫に入っていった・・・〟<岩井志麻子>さんと<寺門孝之>さんが導く美しくも妖しい「怪談えほん(岩崎書店)」からの一冊。

  • 女の真っ白な足に塗られた真っ赤なペディキュアが妙に生々しく、岩井志麻子さんの名前を見て納得。本の中ではオバケについて一切の説明がないから、女の正体が気になるところ。

  • ちょっとエッチっぽい。子どもの絵本ではない。最後に男のシンボルが・・・

  • 江戸川乱歩っぽい

  • 裏表紙に白い猫がいるからもしかして。

  • 幽霊って足がないはずなのに、逆に足しか見えないオバケが出てくる。
    おんなのしろいあし が「ぺた ぺた ぺた ぺた」とやってくるのが、ちょっと怖い。
    描き方がフェチっぽい感じもするのだけど、そこは読んだ子供は感じてない様子。

  • 怖さはそんなに感じなくて、岩井志麻子さんということもあり、フェチシズム開眼の話に受け取れてニヤニヤしてしまう。

  • 「岩井志麻子だもの、そりゃ怖いでしょ」とハードルを上げに上げて読んだのに、想像の斜め上を行く怖さだったので逆に笑ってしまった。

    『おんなのしろいあし』。タイトルがもう岩井志麻子だもの。
    なのにこの装丁。少年。青空。そして虹。
    あれっ?あんまり怖くないのかな?と思って表紙を開きますでしょう。
    そしたらこの扉ですよ。女の白い足。泣くわ。
    で、まさか、と思って見返しを見直したらやっぱり女の白い脚。嗚呼。

    表紙・見返し・扉だけでちびりそうになりました。
    本編は言わずもがな。まさに怪談えほん。

  • もしかして、気にいられた?
    憑りつかれたというよりは、気に入られたような感じがします。


    凄いタイトルだなと思ったら岩井志麻子さんだった。何となく納得。
    なまめかしい。

  •  怖がらないのが自慢の“ぼく”。学校の古い倉庫だって独りで探検できる。倉庫にいたのは、女の白い脚。ちっとも怖くない、つまらない、と文句をつけて倉庫を出たぼくは、帰り道に迷い混んだ空き家で……?


     図書館本。
     う~ん、あまり怖くないというか、子供向きではないような? 最後が絵面的にヤバくないっすか??? アダルティなように見えるんですけど……。私の心が汚れているせいでしょうか(笑)。
     ホラーの名手だから子供向けの怖面白い話が書けるかというと別問題、というよろしくない見本になってしまったような気が。

     単純な仕掛けではあるのだが、見開きが面白い。ただ、この辺の怖さやちょっとしたエロティシズムって、やっぱり小学生にはちと早くないかい? 理解できる子もいるんだろうけども。

  • このタイトルで、この作者。
    怖くないはずがない、と思って開く。
    王道の怖さ。

  • 男の子の必死に走っている絵面が怖い。

  • ホラー小説大賞受賞「ぼっけえ、きょうてえ」の人か。
    これを読んだら
    この絵本の意図がもう少しつかめるだろうか。。。

    恐いのだけれど、しろいあしが何より艶めかしく感じるというか。。

    とりあえず、首つり自殺なのかなぁ。。。

  • 「あの」岩井志麻子さんの絵本ということで読んでみる。
    怖いページもあるけれど、艶めかしい割合が強いように感じた。想定している読者層は何歳くらいなのかなぁ…。
    ともあれ、このシリーズは追いかけよう。ぺたぺた。

  • 怪談絵本シリーズ第7弾。


    実体験するとしたら怖いだろうけど怪談話としては王道。
    単純に怖いと言うよりも、なんだかエロチシズムを感じてしまう。

  • 2025,0901

    娘の読み聞かせに。

    絵が何とも…。

    道路標識好きな娘は道路標識に反応していた。

  • それほど怖くはないけど、絵が不気味。

  • 学校の倉庫にいるおばけの噂を聞いて探検に入った男の子。そこで、おんなの白い足に出会う。驚きつつも落ち着いて倉庫を出たけど、帰り道でまた女の足に出会う。
    そして……。

    最後までまとわりついてくるのじわじわ来る。怪談の定番でわかりやすいけど、白い足の絵と主人公が家まで逃げ帰る絵が怖い。
    表紙は青空に虹がかかって、男の子が笛を吹いてる明るい雰囲気なのに本の中身は黒い。黒い中に白い足が映えている。
    ほっとしたところに、また入っている白い足……どこまで追いかけるのかなと思わせつつ、終わってしまった。足の原因はわからない。わからない事がいいなぁと思う。

    定番だけど怖くて好き。ごちそうさまでした。

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著者プロフィール

岩井志麻子 (いわい・しまこ)

岡山県生まれ。1999年、短編「ぼっけえ、きょうてえ」で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。同作を収録した短篇集『ぼっけえ、きょうてえ』で第13回山本周五郎賞を受賞。怪談実話集としての著書に「現代百物語」シリーズ、『忌まわ昔』など。共著に『凶鳴怪談』『凶鳴怪談 呪憶』『女之怪談 実話系ホラーアンソロジー』『怪談五色 死相』など。

「2023年 『実話怪談 恐の家族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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