こっちをみてる。 (怪談えほん)

  • 岩崎書店 (2024年2月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784265079599

作品紹介・あらすじ

雲、木、机の傷、窓から見える家、そこらじゅうに顔がある。でも誰も気づいていない。
やがて顔はぼくだけを見るようになった。学校でも家でも公園でも、顔はぼくだけを見てる。

となりそうしち(怪談えほんコンテスト大賞受賞作)と伊藤潤二が描き出す、叫びたくなる恐怖の世界。
あなたにも見える?気づいた瞬間、叫びたくなる恐怖がここに!

怖い絵本ブームの火付け役として、大きな反響を呼んだ「怪談えほん」シリーズ。
本作はその最新作にして話題作。
3000篇を超える応募作の中から選ばれた「怪談えほんコンテスト大賞」受賞作に、ホラーマンガ界を牽引する伊藤潤二先生が絵を描き下ろし!
怪談好きの大人も、怖いもの好きな子どもも夢中になる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • こわい。
    子どもにはこわいのではないか…とさえ思うほど。

    世界にはいっぱい顔があって
    空に浮かぶ雲も校庭の木も机のきずも窓の外に見える家だって、みんな顔に見えてしまう。
    歩いていてもあちこちから顔がぼくを見るのだ。
    どこへ行ってもいつもぼくだけを見ている。
    ケガをして絆創膏を貼ったけど剥がせない
    だって、顔がこっちを見てるから…

    それが顔だと思うとたまらないだろう。
    すべて顔に見えるのは苦痛だろう。
    こわいだろう。
    こっちをみてるのだから…
    やめてほしくてもみてる…
    こわい…


  • せかいには いっぱいかおがある
    ひとや、どうぶつ、むし、
    だけじゃない

    そらにうかぶくも
    こうていのき
    つくえのきず

    そこらじゅうに
    かおが、ある

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈( ᜊº-° )ᜊ

    土瓶さんも読まれていた
    怪談えほんシリーズ

    子どもの頃、寝る前に見ていた天井の壁の染みが
    人の顔に見えてきたりして、怖くて布団を頭からかぶったり…

    なんてことありませんでした?

    この男の子は、目に映るもの全てに顔があるように見えてしまうという…

    やがて顔は

    「ぼくだけをみるようになる」

    いやぁぁぁあーーー!!

    ホラーというより、この子なんか病んでないか?って心配しちゃうレベル笑

    お母さんに相談しても、お母さんは困った顔をするだけ。その時のお母さんの( ˙-˙)スンって顔も怖い笑

    だんだん ボヤ〜っとしか見えていなかった顔がクッキリ浮かび上がってくるようになってきて……。

    もう、ダメ
    ごめんなさい

    わかってる。頁を捲れば何が待っているのか…

    わかっているから捲れない…

    最後の頁…



    ぎゃーーーーーーーーー!!

    やっぱりねっ!!怒
    怖いもんねっ!!

    『怪談を通じて、想像力を養い、強い心を育んで欲しい』って書いてあったけど、
    これ 子供の頃に読み聞かせされてたら
    絶対 夜 トイレに行けないやつ

    • ゆーき本さん
      いっきゅーさん
      もう、わたしがついていくよ
      (*・ω・人・ω・)
      いっきゅーさん
      もう、わたしがついていくよ
      (*・ω・人・ω・)
      2025/04/22
    • ゆーき本さん
      うるとらさん
      トイレの中だって油断出来ないよ、、、、
      ( ᜊº-° )ᜊ
      うるとらさん
      トイレの中だって油断出来ないよ、、、、
      ( ᜊº-° )ᜊ
      2025/04/22
    • ゆーき本さん
      どんぐりさん
      この表紙 怖いですよね(・̥-・̥ )
      子どもだったら手に取るのもためらう怖さ
      「いるのいないの」も怖いし!

      私の妹は 夜中...
      どんぐりさん
      この表紙 怖いですよね(・̥-・̥ )
      子どもだったら手に取るのもためらう怖さ
      「いるのいないの」も怖いし!

      私の妹は 夜中に1人 リビングで電気も付けずに
      「リング」を鑑賞していた強者です。
      喉がかわいた私がリビングのドアを開けたら超絶ビビってました笑
      2025/04/22
  • 誰も気がつかないけど、そこら中に顔がある。
    ぼくだけを見ているんだ。
    怪談えほんシリーズ。

    こわい。こわい。
    ああ、くる、くるよ…と思いながら、
    ページを進めてしまった。
    「珍百景」的な「顔に見えてしまう」は好きだけど、
    こちらの「顔が見える」はゾワゾワと首筋から嫌な気持ちになる。
    やっぱりホラーは私には無理です。
    でも子どもたちはこわいお話大好きなんだよね。
    高学年ほど、この怖さは伝わると思う。
    伊藤潤二さんの絵が恐ろしさに拍車をかけている。
    怖いのはニガテなので、星3つ。

  • 怪談えほんの新作。伊藤潤二先生大好きなので、ホント絵が美しいなぁと思いながら最後に近づくにつれて来るぞ来るぞと心の準備をしていたら、怖いじゃなくてグロテスクでした。絵は文句なし、ストーリーはちょっと。

  • 伊藤潤二が絵を担当した怪談絵本。「壁のシミが人の顔に見える」とか「木目の模様が人の顔に見える」という恐怖心を持ってる人は結構多いと思う。これはその恐怖心を増幅させ続け、行きつくところまで行ったらどんな世界が見えるのか?という部分に注力した作品で、あらゆるものが「こっちをみてる」異常な光景はタガが外れていて嫌~な記憶として残る。あの「目」が特に嫌だ~。何を考えているのか感情を読み取れないあの目が。

  • 〝世界には、いっぱい「顔」がある。人や動物、虫だけじゃない。空に浮かぶ雲、校庭の木、机の傷、窓の外に見える家、そこらじゅうに顔がある・・・。でも、誰も気づいてない。友だちも先生も、お母さんも、お父さんも・・・。やがて顔はぼくだけを見るようになった・・・。学校でも、家でも、公園でも、顔は、ぼくだけを見つめている・・・顔 顔 顔 顔・・・〟じっと見ていると、うなされそう。子どもには見せたくない、恐怖まみれの「怪談えほん」。

  • ⭐️6つ付けたい。
    きれいな絵なのに、話の内容が怖かった。
    図書館の人のオススメで借りたのだが、家で読んでいる時、怖くてついつい部屋中の壁を見回してしまった。
    こどもって怖いお話が好き。多分これも好き。

  • 少年はある日から顔たちがこっちを見ていることに気づく。どこへ出掛けても顔はじっとぼくだけを…
    伊藤潤二が挿絵を担当している怪談えほん。さすがの画力ですが電柱の警戒色まで顔に仕立てるとは!家族に見せたらかなり好評。お子さんがいる方もぜひ。

  • 子ども用。これが怖いのかどうなのかは、子どもにしか判らない

  • とにかく
    絵がいいよね
    怪談絵本
    毎回楽しみ

  • 不意に視界に入ったものに、ヒッってなることある。

    お母さんの冷静な顔アップが、一番怖い。

  • 9歳5ヶ月の娘
    6歳5ヶ月の息子に読み聞かせ

    こわがりの娘が
    何故か借りてきた怪談えほん。

    このシリーズ
    しっかり怖いので

    大丈夫?眠れなくならない??と
    確認したものの
    大丈夫ー読んでーーとのことで。

    これ、やっぱり怖いって
    絵が迫力あるよ。。。
    トラウマになるって〜〜〜

    子どもたちは顔が怖いというより
    おもしろいらしく。笑ってたけれど。

    かさぶたが顔になってるので
    息子は怖くなったみたい。

    ですよねーーー

  • 壁の模様などが顔に見える現象の、酷いやつ。「パレイドリア現象」というらしい。ここまで来ると神経症みたいな感じがする。
    追いつめられて転んで膝にケガをして、絆創膏を剥がすと……のところは怖かった、と息子が話していた。膝に……というと、私は蓮コラも連想してしまうので、余計ゾッとする。霊現象、恐怖体験、ではなく、実際にある恐怖症を刺激する話はエグい。

  • 図書館本。こわ。主人公の男の子は、あらゆるものが顔に見えてしまうような病気なのかと思いますが、私だったらこんな世界耐えられない。狂ってしまいそう。

  • あちこちに顔が見えてしまう男の子。
    目がみんな自分見ている…。
    転んだけがも…。

    伊藤淳二の絵がいい仕事をしている。

  • いや伊藤潤二作画は怖すぎるて

  • あえて、図書館の明るい場所で読んだ。
    顔顔顔。
    ラスト、想像どおり。
    そうなるんだろうなぁと(怖)

  • 顔の物語。シミや形や影が顔に見えるのはよくある事だけど、それが徐々に立体的な顔になり、目だけがこちらを見ている。そして、最後には体の一部が……。

    物語としてはよくある『じん面相(体の一部が顔のような形状になる)』だけど、そこに至るまでの物語と絵がじりじりと迫って来るので怖い。
    一番怖いのは表紙・背表紙のぎっしり『顔』が詰まってる絵。顔の絵はたくさんあるだけで怖い。夜中に見たくない。

    全部怖い。
    ごちそうさまでした。

  • お母様がお美しくて。とりこです。

  • 学生の頃、月刊ハロウィンという雑誌を買い、『富江』の怖さに文字通り震えていたことを鮮明に思い出しました。最後のページの少年の虚ろな目が印象的。

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