京極夏彦の妖怪えほん (4) とうふこぞう (京極夏彦の妖怪えほん4)

著者 :
制作 : 東 雅夫 
  • 岩崎書店
3.76
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本棚登録 : 350
感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265079742

作品紹介・あらすじ

「笑」の巻。おとうふもってどうすんの?
おばけは怖い。怖くて眠れない。なにかがふとんに乗っかった! あれ? 怖くない。なにしにきたのかわからない…。
京極夏彦と石黒亜矢子による、妖怪ナンセンス絵本!

感想・レビュー・書評

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  • とうふを見せるだけのおばけだなんて、へんなの。絵が個性的でいいなあ。

  • ふふっ、ほっこりした~。
    こちらの「とうふこぞう」は、京極夏彦の妖怪絵本の「笑」の巻。
    ということで、怖がりな娘も楽しめるかなと思って選んだ。
    おばけは怖い。怖くて眠れない。と男の子がおばけが出るんじゃないかとあれこれ想像して怖がっているところから始まる。
    そうそう、天井の木目が目玉に見えたり、ドアの隙間からにゅ~と何かが入ってくるんじゃないかと思ったりしたことってあるなぁ。
    どんどん膨らんでいく恐怖感と、高まっていく緊張感。
    そして、なにかがふとんに乗っかった!…っと娘の恐怖も最高潮に。
    もうダメ~!…と思ったら、そこには可愛らしい妖怪がいるではないか。
    結局、とうふこぞうは何をしにやってきたのかは謎のまま。笑
    「え~かわいい~♡全然怖くないんだけど~!」と娘は気に入ったようで、すぐに再読を催促する。
    二度目の読み聞かせでは「そういう風に考えるから怖いんだよ~。」と男の子に対して余裕のコメント。
    すっかり気に入ったようで、このシリーズのもっと怖い話を希望。
    ひとりでトイレに行けない怖がりな彼女が、一体どこまで耐えられるのか。今夏のちょっとした挑戦だね。

    • ひろさん
      どんちゃん、おはようございます♪
      えっ?!豆腐小僧を主役にした小説があるのですね!それは気になります!
      こんな可愛い妖怪なら会ってみたいと思...
      どんちゃん、おはようございます♪
      えっ?!豆腐小僧を主役にした小説があるのですね!それは気になります!
      こんな可愛い妖怪なら会ってみたいと思いました(⋆ˊᵕˋ )
      やはり絵本コーナーですかね。もう少し大人も絵本を手に取りやすい配置だといいのになぁ~と思ったりします(*^^*)
      2023/07/25
    • shukawabestさん
      僕も小さいときからずっと臆病で、田舎の離れにある便所に行く時は、必ず爪先立ちになって、消防士のように四方八方に散水したあげく、慌てて逃げ帰っ...
      僕も小さいときからずっと臆病で、田舎の離れにある便所に行く時は、必ず爪先立ちになって、消防士のように四方八方に散水したあげく、慌てて逃げ帰っていました。ひょっとしたら、56歳の今でも、離れのトイレでは同じ行動を取ってしまうかも(泣)。
      2023/07/28
    • ひろさん
      shukawabestさん♪
      離れのトイレは怖いですよね!
      ボットン便所だったとしたら尚更…
      最大限トイレを我慢しちゃいそうです(。>ㅿ<。...
      shukawabestさん♪
      離れのトイレは怖いですよね!
      ボットン便所だったとしたら尚更…
      最大限トイレを我慢しちゃいそうです(。>ㅿ<。)
      2023/07/28
  • 月夜の晩のこと、お化けが出たらどうしようと怖がる少年の枕元に、豆腐をもった子どもの妖怪が現れます。「こんばんは」「お化けなの?」「とうふこぞう と申します」「おとうふ くれるの?」「すいません みせるだけです」・・・「おとうふ みせたので帰ります おやすみなさい あはははははは~ 」・・・境港市の<水木しげるロード>では、豆腐小僧のブロンズ像が愛嬌のある容姿を見せながら、皆さんのお越しを待ちわびているそうです。

  • ”おとうふを みせたので かえります。おやすみなさい。”

  • 夏の読み聞かせに使おう!

  • おかあさんは大わらいしてたけど、わたしはいみがわかりませんでした。

  • 可愛い!!
    こんな妖怪もいるんだ!
    また来てね!と言える妖怪。

  • まったく怖くない妖怪参上(笑)
    とうふ見せるだけなんてシュールすぎる(笑)
    絵がなんとなく楳図かずおチック(笑)

  • とうふこぞうがひたすら可愛らしい。
    こんなほわっとしてる妖怪なら確かに会いたいかも…。
    とうふこぞうが登場するまでの方が若干怖かったです。

  • 子どもが喜びそう。こわい、で終わりじゃない。ても、こわくない、で終わりじゃない。どこまでもどこまでも、おばけはついてくる。ちょっとツーンと来る終わり方で、この含みがいいよね。と思って読みました。京極夏彦の絵本沢山あるみたいです。

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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