けもののにおいがしてきたぞ (えほんのぼうけん)

  • 岩崎書店
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感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265081486

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  • 刈谷市美術館のミロコマチコ展にて原画を観賞した。
    凄まじい躍動感と迫力。獣たちは画布の外から押し寄せ、またたく間に画布の上を駆け抜けていく。彼らの熱を帯びた匂いがあたりに充満している。咆哮が地を這いながら天を翔てこだましている。生命力の塊そのものと言ってもいい作品群は、全身/全心を激しく揺さぶってくる。

    この展覧会では奄美大島に移住後の作品も展示されていた。心の眼で捉えた「何か」と交信しているミロコマチコはまるでシャーマンのようだ。観る者のあらゆる境界を取り払い、空と海が渾然一体となった原初的空間に連れ去る。

  • 獣道と、そこに住まう獣や虫たちを生々しい生命力に溢れたタッチで描いた絵本。獣の声、獣道の音、見開き毎に変化する色、さらに最後のページの「なまあたたかい」という結びにも、ぞくぞくするほどの存在感がある。

  • オノマトペが気持ちいい。
    全体の構成、リズム感が演劇的だと感じる。

    「けもの」らしく荒々しさが昂まっていた黄色と黒の次のページが急に光にあふれた色彩で「もよき もよき ぶわ ぶわ さかさま けものみち」と展開された流れがかなり心地よかった。

  • 親の好みで半分自分の為に選んだので子供はどうかなぁと思ったけど、読んであげると4歳も1歳も大笑い!独特なけものたちの表現が子供には楽しいよう。

  • 大好きなミロコマチコさんの絵本。今回は色々な色が渦巻いていました。怪しい森の中、怪しいケモノ達の気配。
    擬音の繰り返しは子どもが、好みそう。

  • 「けもののにおいがしてきたぞ」の文字の次のページではけもの道をなんだか生き物が通っている。

    はっきりとした動物の輪郭はそこまでないので前衛的。

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著者プロフィール

画家・絵本作家。大阪府生まれ。著書に『オオカミがとぶひ』『てつぞうはね』『けもののにおいがしてきたぞ』『ねこまみれ帳』『まっくらやみのまっくろ』『ドクルジン』など。

「2021年 『猫は、うれしかったことしか覚えていない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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