カイルのピアノ紀平凱成よろこびの音 音符があふれだす!発達障害の少年夢への第一歩 (ノンフィクション・生きるチカラ)

  • 岩崎書店 (2019年11月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784265083183

作品紹介・あらすじ

発達障害をかかえる異才のピアニスト紀平凱成(きひらかいる)さん。
その類稀なるピアノの才能は、聴衆を魅了してやまない不思議な力を持っています。

プロのピアニストにも難しいと知られるロシアの超絶技巧の作曲家、
カプースチンの難曲を弾きこなす傍ら、様々なジャンルのオリジナル曲では、
心の琴線にふれる独特の音色やパッセージから、聴衆が涙を流す場面も多く見られます。

そんな才能を幼少時から発揮していたカイルさん。
ときに自閉症特有の視覚過敏、聴覚過敏などの症状に見舞われ、
ピアノに向かうことすらままならないこともありますが、
「支えてくれた大好きな人たちの前で、大好きなピアノを弾く人になりたい、ピアニストになりたい」
という夢のために努力を重ね、とうとうコンサートホールでのソロリサイタルを実現。
当日はこれまでお世話になってきた人たちが皆さん駆けつけます。

カイルさんが生まれてからソロリサイタルに至るまでの18年間の軌跡を、
ご本人とご家族、幼稚園や学校、ピアノの先生など、
カイルさんを見守ってきた方々へ半年間かけて取材し、
その音楽の才能がどうやって育まれたのかを描きました。

感想・レビュー・書評

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  • 紀平凱成くんは発達障害で、コミュニケーションが苦手だったり、感覚過敏があったりするけれど、一方で、数学が得意だったり、記憶力が優れていたりする。中でも音楽、ピアノについては天才的で、将来の夢はピアニスト。幼い頃から両親や学校の先生、ピアノの先生などに温かく見守られながら着実に成長して、初のソロコンサートの日を迎える。
    自分の限界を決めないカイル君自身と、周りの大人たちの彼を信じる姿勢が素晴らしい。

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