- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265089512
作品紹介・あらすじ
女の子は死にたくないと、それを歌にしました。
ねずみ、猫、ノミ、ウナギ…みんなが歌い継ぎ、歌は生き続けました。
アンネ・フランクの言葉に着想を得た著者初の絵本作品。
感想・レビュー・書評
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やがて忘れ去られ、失われてゆくとしても。
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わしにゃわからん。
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タイトルからは、ホラーかと思いきや、
純粋な死への恐怖を跳ね除ける、女の子の小さな強さが、ねずみとねことうなぎが、ぐんぐん広げていき…。
不思議な空気感だなあ。 -
タイトルがとても気になって読みました。最初、展開に戸惑いながら、やがてなにを訴えているのかわかってきた。私もとても死を怖がって生まれてきたことを後悔しているような子どもだった。あとがきを読み納得できた作品。
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死を考える絵本シリーズ「闇は光の母」の1冊目
谷川俊太郎さん命名だという「闇は光の母」シリーズ。
さて、この本の対象は、だれだろう?
絵本の対象年齢は、無制限だという考え方がある。
実際に、この本の内容を理解するのは、大人だから、子どもだからという区分ではないような気がする。
どんなに幼い子どもであっても、「わかる」子どもはいるだろうし、逆にどんなに年をとっても「わからない」大人もいそうだ。
ただ、この体裁をとる以上、書店や図書館で並べられるのは、「児童書」の「絵本」のコーナーとなる。
そのことをこの企画者は考えただろうか?
「実は確信犯です」という答えが返ってきそうで、ちょっと怖い。
なんの配慮もなく、このシリーズを子どもたちに披瀝することの恐ろしさを作者や企画者は、考えただろうか?
1冊目の『わたしはしなないおんなのこ』は、死してなお自分の存在は、「うた」として継続していくということを記す。
たとえ、その「うた」が読み人知らずの「うた」になったとしても……である。
人が生まれ、生きて、死ぬまでの間は、何も残さないようでいて、やはりその足跡は残る。ということ、なのだろうか?
それにしても「わたしはしなないおんなのこ」という歌は、どうにも説明くさくて、好きじゃない。
もう一段、何かできたんじゃあるまいか? ここをひねりなく、率直にしたのは「絵本」という体際に、著者と企画者が引っ張られた結果なのではないだろうか?
このシリーズ、絵本である必要があるだろうか……?
きっと、絵描きに絵が描かせたかったのだろうな。
その感じ、ちょっと気持ちが悪い。 -
大人向けの絵本だと思う。ストーリーがかなり抽象的だと思う。
著者プロフィール
小林エリカの作品






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