12歳のキミに語る憲法 その秘めた「ちから」を見直そう

  • 岩崎書店 (2011年12月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (172ページ) / ISBN・EAN: 9784265802043

感想・レビュー・書評

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  • 戦争は嫌だとほとんどの人が思っているであろうのに、なぜ戦争が起こるのか。
    日本は戦争をすることはない、となんとなく思っている人がほとんどかもしれない。ほんとは、そんな遠い世界の話ではないのだ。
    憲法9条の改憲について話し合われている今、安易に反対や賛成をすることにならないよう、私たち大人も「知る」ことが大切である。
    12歳に向けた本のようだけど、問題意識を持つことができ、もっと勉強したいと思った。

  • 憲法9条について、「平和主義」にはみんな賛成だけど、その解釈は人それぞれだと改めて思いました。私は斎藤貴男氏の考え方がいちばんピンときたのですが、自分でもこれという意見を言えるようになるまで、もっといろんな本を読んでみたいです。

    雨宮処凛氏はほぼ同世代で、やはり私も学校では生きにくさを感じていましたが、「人を蹴落とせ」と言われているとは感じなかったので、ちょっと違和感を感じました。私が鈍感だったのか。。

  • 福島みずほさんが筆頭の著者であり、8人中3人が第9条のことを書いているので、社民党のプロパガンダかとも思えるが、なかなかどうしてそうでもない。特に森さん以降、読み手に考える余白を作りながら説明しているところがいい。
    しかし福島さんは議論展開がうまくないように思える。誤字もあるし。社民党が伸び悩んでいる一因にもなっているのかもしれない。
    何はともあれ、息子どもに読ませておこう。

  • 三葛館一般 323.14||FU

    わたしたちは「日本国憲法」のなかで生きています。普段は意識せず、当たり前だと思っていること。例えば、嫌なことは嫌だと言ってもいいこと。学校に通って勉強できること。一定の年齢になれば、誰にも選挙権があること、自分の好きな人と結婚できること。
    実は日本国憲法ができるつい70年ほど前までは社会的身分や財力、家長制度や男か女かなどによって、様々な制限がありました。
    憲法改正が話題になり、色々な議論がされていますが、まずは、今のわたしたちの憲法を知ることからはじめませんか。

    和医大OPAC → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=65992

  • 具体的な事例や歴史を通して、8名の方が分かりやすく主張している。大人でも読む価値があると思う。

  • 憲法は難しい条文、と思いがちですが、私たちの毎日の生活に密接に関係しているのだと教えてくれます。
    生きずらい学生生活を過ごしてきた雨宮処凛が第27条と働くことを、ホームレスやリストラされた人たちのことを考えて活動している稲葉剛が第25条を語ります。
    その他、教育を受ける権利、平和憲法も。

    身近な話題で憲法の内容が理解できます。巻末には憲法全文が載っています。

  • チェック項目11箇所。憲法は私たちの社会の努力目標なのです。競争に勝つ負けるということか「今後の人生」をとてつもなく大きなものを決めてしまうのだ。ダンボールの家を作って寝るような生活は「健康で文化的な生活」とはとても言えません。人が生きるということより大切なものがない、人が生きるということを大切にしない考え方はどんなに立派そうに見えても疑ってかかるのが良いと思います。憲法25条の考え方では、生活に困っている人の「自己責任」をとるのではなくて困っている人の生活を支えるべき「国の責任」を取るものです。群れる生き物たちは全体の動きに自分の動きを合わせようとする・・・同調圧力。共有した時間を通して「ないものを補い合うこと」が大事なのです、人間には完璧な人はいません、「ないものを補い合うこと」で人は生きていけるのです。戦争をしない憲法第9条でやっていくにはどうするか・・・敵を作らないこと。憲法第9条の誕生の背景には「日本を二度とアメリカにとっての軍事的脅威にさせないとして日本が常にアメリカの国益になるように社会の仕組みを大変革させる」この二つの明確な意志がアメリカの真意であった。戦争になれば軍隊は国民を守らない、守れないということ。戦争と格差社会は表裏一体の関係なのです。12歳でできる事・・・まやかしを見抜くために、ニュースに敏感になり、うのみにしないこと、信じられる人の本を読みたくさんの知識を持つことです。

  • 反貧困、夫婦別姓、反戦、マイノリティ、義務教育、いじめ、沖縄基地問題・・・。8名の大人がそれぞれに取り組んでいる問題をまじえつつ、その根底にある「憲法」の存在を語る。
    これだけ違った意見の人たちの、活動の原動力となっている「憲法」のもつ力について、改めて考えさせられた。
    戦争から遠くなってきている世代にこそ、こうした本を読んでもらい、興味を持ってこれからの未来をささえる憲法を考えてもらうきっかけにしてほしい。十二歳でできることは限られているが、色々なことを考えるということが重要だと思う。

  • 憲法と題されているけれど、憲法そのものの解説ではない。
    執筆者がそれぞれのテーマで現代社会の問題を語り、これの解決策を憲法に見出すことができると説明する。
    つまり、憲法の使い道についての本。
    そして現代社会の問題を説明する本でもある。

    それぞれの意見が明確に示されている。
    多分執筆者同士でも意見が一致してるわけじゃないんだろうと思う。
    その人にとっての答えは書いてあっても、正義の正答はない。
    (ただ、死ななくていいのに人が死ぬのは嫌だという共通認識はある)
    ひとつだったら思想の誘導になるかもしれないけれど、大人個人の考えがいくつも並んでいて、しかもその意見さえ自分で考えさせるための材料だったりする。
    比較的近い意見の人たちの中にさえ完全一致はありえないことがわかる。

    夫婦別姓や婚外子やDVと当たり前に並列に同性婚に触れられているのが嬉しい。

    稲葉剛のは「なぜ遠くの貧しい人への義務があるのか」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4903690520とちょっと関連。

    子供用に読みやすく書かれているが、一部易しくしすぎて意味がズレちゃってないか?と思うところもあり。
    とりあえず非戦は「努力目標」ではないと思う。

  • 社会民主党の福島みずほ氏が一部書かれています。
    タイトルとは違い、深い内容です。
    大人にも是非読んでもらいたいです。

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著者プロフィール

1955年生まれ。東京大学法学部卒業。弁護士(第二東京弁護士会)。社会民主党党首。『12歳のキミに語る憲法』(岩崎書店、2011年)、『格差社会を変える』(明石書店、2007年)、『憲法を手に格差と戦争をくいとめよう』明石書店、2007年)など。

「2012年 『脱原発を実現する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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