- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265802142
作品紹介・あらすじ
いじめに関わらない力が身につく本
いじめる側、いじめられる側のどちらにもならないテクニックはトレーニングで身につく。いじめの要因を探り、それにうまく対処できる子どもを育てるためのバイブル。
感想・レビュー・書評
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なんとなくて人取ってしまう…。何事もなければいいな、と願いつつ。知識は得ておく。まあ、特効薬はなく、ケースバイケースだけど、いろいろ試す引き出しを用意しておく(知っておく、くらいか)に越したことはない。
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最近小二のムスメが「転校生のxxちゃんが乱暴なんだよねー」とか「授業中歩いて喋ってたから、注意したら、クビを後ろからギュってされたんだよね」とか言ってたので、何かあってからだと手遅れなので、何か読んでみようと思いました。
キーワードは「弾力性」、「リスク要因と保護要因」そして「感情の言語化」
やはり、特効薬はないので、地道に弾力性を育てるために、リスク要因を減らして、保護要因を増やす取り組みが必要なのですね。今のうちに読んどいて良かった。 -
集団であればいじめはどこでだって起る。問題は「いじめは駄目」と言う事ではなく、「いじめをどう解決するか」という部分。
いじめとまではいかなくとも、大人同士でも意見の食い違いで言い争いになるため、話し合いが必要なので最もな話だと思います。
本書はいじめられている子いじめる子、もしくはいじめたとは思っていないが不快感を感じて自分に取って異物に当たる子を排除したり、ターゲットにならない様に回避するため同調してしまう子はどうすべきか。「いじめ」に関わる子を保護者や教師がした方がいい事、すべき事を書いています。
正直言うと、この本を読んで悲しくなりました。きっとこの本に書いてある事を実行できれば、大人であろうと子供であろうと、いじめは少なくとも減少する可能性はあると思います。
けれど実際は増加傾向で、早急に解決すべき事柄なのに、加害者被害者関係なく、皆が本気で解決できるであろう地道な訓練を取り組もうと思っていないのが現状と感じました。
子供だけじゃなく、大人がまず見本になり、リードしなくてはいけないと。子供と同じ立場に立ち過ぎている大人が多い事が非常に悲しいです。 -
2014 12 21
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非常にわかりやすく、現在のいじめの構造、社会の対応などについて書かれている上に対策まで。
ただ、対策については一部、読み手によっては誤解を招くのでは?と懸念される表現が見られる。 -
具体例が多く、イメージしやすい。
他の著書での主張と基本的には同じだが、こちらの方が読みやすいと思う。
ケースごとに出てくる家庭が、私学の小学校に通っていたり、中学受験を前提として考えているものがほとんどなのが気になった。
読者層が私学志向の人ばかりなのか、たまたま筆者の取材先が私学だったのだろうか。