きみと風

  • 岩崎書店
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本棚登録 : 103
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265831128

作品紹介・あらすじ

風の強い日、きみが家にやってきた。どんな時もたまらなく愛おしくて大好きで仕方ない。でもきみはやがてわたしを追い越していく。歌人・木下龍也の短歌から生まれた絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 歌人・木下龍也さんが読者からお代とお題を受け取って短歌を詠むというプロジェクトの中から百首を選抜した歌集『あなたのための短歌集』。
    その百首の内の一首から絵本が生まれた。
    文は木下さんに短歌を依頼した御本人、夏生さえりさん。
    犬を愛する夏生さんに木下さんが贈った短歌は、この短歌集の歌の中でもとりわけ愛され、Twitter(現X)でも多くの人がシェアしたそうだ。
    大切なものを失った方の辛い心を風と一緒にフッと軽くしてくれそうな歌。
    大切なものができるということは、失う悲しみも同時に引き受けなければならない。
    でも、失うばかりじゃないんだよ、と優しく、この絵本と歌は言ってくれる。




  • 愛犬の短い一生についての
    やさしくて切ない文章のあとに
    最後のページに木下さんの短歌

  • 2024

    愛された
    犬は来世でも風となり
    あなたの日々を
    何度も
    撫でる
    短歌、木下龍也

    3分弱

  • 怒涛のラストに向かうにつれて、思わず涙ぐんでしもたやないかーい!
    うちのわんこの鼻は、歳とってカピカピの黒豆になってしまいましたわ。

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著者プロフィール

夏生さえり(なつお・さえり)
ライター。大学卒業後、出版社に就職。その後はweb編集者として勤務し、2016年にフリーライターとして独立。Twitterの恋愛妄想ツイートが話題となり、胸キュンストーリーを多く生み出した。現在はエッセイ、ショートストーリー、脚本、コピーライティングなど、文章にまつわる活動は多岐に渡る。何気ない日常にストーリーを生み出すことが得意。著書に『今日は、自分を甘やかす』(ディスカヴァー・トゥエンティワン) 、共著に『今年の春は、とびきり素敵な春にするってさっき決めた』(PHP研究所)。

「2022年 『新版 口説き文句は決めている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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