- 岩崎書店 (2016年4月8日発売)
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感想 : 9件
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Amazon.co.jp ・本 (168ページ) / ISBN・EAN: 9784265840069
感想・レビュー・書評
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古物商の一人息子、惣一郎は人と争ったり競ったりすることが苦手で、厳しい父を怖れていた。そんな父の頼まれごとで旅に出たのだが奉公人の裏切りで絶望の淵に立たされ…。
物語は軽快にはこばれるし、「野ざらし語り」の見世物をするあたりは愉快!しゃれこうべや化け狐が出てくるのは現実離れしているのだけれど、「人」としての道が描かれているのだ。
惣一郎にとっては絶望的な状況と思われたことも、まだ少年だからこその視野の狭さから。父の大きな愛情があったのです。何事も見方を変えれば違って見えるものなんですね。
助佐とお春の思いもしかり。自分の思っていることは想像でしかないのかもしれません。
そんないろんなことを考えさせてくれる本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
爽やかで読みやすい。3〜4年生向き。
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大黒屋のひとり息子・惣一郎は、父に頼まれた使いの帰り、奉公人に裏切られる。山道で足をすべらせた惣一郎は、しゃれこうべに話しかけられる。
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なかなか面白かった
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古物商いを営む大黒屋のひとり息子惣一郎(そういちろう)は、窯元から受け取った茶碗を運ぶ道中で奉公人に裏切られてしまう。大事な茶碗を盗まれ、このままでは厳しい父の元には帰れないと山中をさまよっているうちに、急斜面から転がり落ちてしまった惣一郎。そこで出会ったのは助佐(すけざ)と名乗る、おしゃべりなしゃれこうべ。しっかりものの助佐に励まされ、茶碗を取り返すべく再び江戸へと旅をすることになった惣一郎。茶碗の行方、そして珍道中の果てに待ち受ける、助佐の秘密と運命とは…。
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父親からおつかいを頼まれ、旅に出た惣一郎。しかし、途中で奉公人の裏切りにあい、絶望のふちにたたされてしまう。そんな時出会ったのが、しゃべるしゃれこうべの助佐。二人?は、奉公人を追い江戸へ向かうのだけど・・・。助佐と一緒に旅するうちに、頼りなかった惣一郎が少しずつたくましくなっていく様子がよかったです。ラストの惣一郎の姿にも温かい気持ちになりました。
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惣一郎は、父から受け取ってくるように頼まれた茶碗を盗まれてしまう。せっかく任された簡単な仕事に失敗した自分がなさけなく、いっそ死んでしまいたいとまで思い詰めていると、河原にころがっていたしゃれこうべが突然話しかけてきた!しっかりもののしゃれこうべを道連れに、茶碗を取り戻すべく江戸をめざす惣一郎だったが、今度は狐に化かされて…
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窯元から茶碗を受け取って来るよう父から頼まれ、旅に出た大黒屋の一人息子 惣一郎は、旅の共をしていた奉公人に裏切られ、落ち込んでいるところに来て、崖から滑り落ちる始末。
しかしそこで出会ったのは、喋るしゃれこうべ。
落ち込んでばかりの惣一郎に活を入れつつ、奪われた茶碗を取り返しに向かいます。
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ひ弱でちょっと抜けている惣一郎が、だんだん逞しくなっていく姿がよかった。
しゃれこうべの助佐との友情も。
ラストは切なかったけど、大人になった惣一郎が見れてよかった。
読みやすい文章で、話の展開が速いのにバタバタした感じもなく、すらっと読める。
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