警察犬アンズの事件簿 小さいけれど、大きな仕事

  • 岩崎書店 (2020年11月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784265840236

作品紹介・あらすじ

アンズ7歳。警察犬になって5年がたち、今では行方不明者捜索で活躍するトイプードルとして地元では知られた存在に。本書では10余の事件での鈴木&アンズの足跡を追う。

感想・レビュー・書評

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  • 子供から「たまには物語じゃなくて本当にあった話も読みたい」と言われて、こちらを読むことにしました。
    前に「がんばれ、アンズ!」を読んでいたので、警察犬として活躍するアンズを見れて嬉しいです。
    最初は警察犬なのに小型犬という偏見で悔しい思いをするアンズと鈴木さんですが、どんどんと成長して実績を上げていくアンズに感動させられます。

  • 警察犬って警察内でそだてるんじゃないのかということに、まず、軽い衝撃。

    期待されないどころか、できるの!?と、疑いの目をむけられながらコツコツと実績を積み重ねていくかわいいアンズ。

    10の事件簿が、程よい文章量で、集められており、難解な言葉もなく、読みやすい一冊。

  • 「警察犬になったアンズ〜命を救われたトイプードルの物語」の続編です。
    一年半の地道な訓練によってみごと警察犬の試験に合格したアンズちゃん。それから5年、実際にどんな仕事をしているのか、書かれています! 

    行方不明者の捜索では、アンズの活躍ぶりに、ワクワクドキドキ、ホッとしたりと楽しませてもらいました。泥棒を追うアンズは、人や臭いの多い街なかでも、騒音の大きいパチンコ屋でも、自分の仕事を最後までまっとうした! そんな姿にアンズの警察犬としての成長が感じられて、胸が熱くなります。

    体が小さいと、周りから軽く見られたりもしますが、なんのなんの、小さいからこそ出来ることや重宝されることが、あるんですね! 大きなシェパードとはまたちがう、適材適所の活躍に、励まされる思いです。

    それにしてもお年寄りなどの行方不明者って、意外と多いのですね。今後も警察犬の需要は高いのではないか、警察犬への理解がさらに進んでもっと増えればいいのにと、考えさせられます。

    犬との地道な訓練、時間と根気がひつような仕事と30年以上も真剣に向き合っておられる、指導士の鈴木さんの熱意にも心をうごかされました。
    動物が好きなお子さんや、犬とふれあう仕事に興味のあるかたに、ぜひおすすめしたい本です。

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