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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265850419

感想・レビュー・書評

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  • レモニー・スニケット作、ジョン・クラッセン絵。

    ラズロという男の子は暗闇が怖い。
    でも、怖いからこそとても気になる。
    ある夜、ラズロはどこからか聞こえてくる呼び声にさそわれ、暗い方へ、暗い方へと降りていく……

    読む方もドキドキしてくる。
    私は本書の結末がけっこう好きだ。
    暗闇から少し解放された安心感とともに、擬人化された暗闇の哀しみのようなものが漂う。

    ジョン・クラッセンの絵がまた良い。
    なにものかがラズロを見ているかのような気配を描くのがうまい。
    さらに、本書を訳している詩人の蜂飼耳の言葉も良い。

  • 暗闇というものが身近にあまりない現代ですが、「電気がつかなくなったらどうしよう?」という恐怖感はありますよね。
    ラズロは「くらやみ」を恐れていました。でも「くらやみ」にやさしく呼びかけられて、仲良くなることができました。「くらやみ」の言葉が素敵です。

  • 〝ラズロは暗闇が怖い。暗闇はラズロと同じ家に棲んでいる。ギイギイ軋む屋根、ツルンとした冷たい窓、幾つかの階段がある家に...「ラズロ」と、暗闇は言った。真っ暗な中で。「どうしたの?」ラズロは聞いた。「見せたいものがあります」暗闇は答えた...「さあ、もっとこっちへ」暗闇は、ラズロを真っ暗闇の地下室へと導いていった・・・〟暗闇の怖さは大人になっても怖い。ぞっとする感覚を思い出させてくれる<レモニ-・スケット>作、<ジョン・クラッセン>の絵による、暗闇の恐怖からオサラバする絵本。

  •  暗闇が怖いラズロ。暗闇はラズロの家の地下室にいて、夜にならないと出てこない。けれどある晩、暗闇がラズロの部屋へやって来た……!


     図書館本。
     人体や背景の描き方を見ると、確かにクラッセン。でもなんだか違って見える。お笑い要素が無いだけで、こうも印象が違うのか。

     タイトルもラズロも暗闇を怖いと言っているが、この暗闇はちっとも怖くない。超紳士(笑)。ちょっと胡散臭いけどね。

  • ぼくも、暗やみがこわかった。
    でも、今は、暗やみと友だちになれそうな気がする。暗やみがこわくないってわかったから、にげないで、近づくこともできる。
    それから、絵がかわいい。暗やみと光が区別されているのが、おしゃれ。
    地下室がうらやましい。(小5)

  • 子どもの頃、くらやみが怖かったな~と思い出しました。
    挿絵も素敵。黒がとても効果的で。
    子どもがもう少し大きくなったら、読んであげようかな。

  • 6歳11か月の娘へ

  • 暗闇が地下室にいるってのが海外絵本らしいところ。日本だったら押し入れの中とかかな。タイトルがタイトルなので、こわいことが起こるのかと思ったら………。

  • 外国の家は地下室が多いんだね
    ホーム・アローンの家も地下室に洗濯機あったな

  • 5'30"

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著者プロフィール

アメリカの作家、脚本家。本名はダニエル・ハンドラー。レモニー・スニケットの名前で発表した「世にも不幸なできごと」シリーズで知られる。この作品は映画化もされた。ほかに『くらやみ こわいよ』など。

「2019年 『イライラくんと こえだちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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