少年弁護士セオの事件簿 (1) なぞの目撃者

  • 岩崎書店
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感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265860029

作品紹介・あらすじ

ゴルフ場からはじまる殺人事件、姿なき目撃者、刻々とせまる評決のとき-13歳の少年セオだけが、事件のカギをつかんだ。真犯人は、だれだ!?全世界が注目する法廷ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった!
    二作目もすぐに予約しました。

    ありそうでなかった少年"弁護士"もの。
    探偵ではなく弁護士。
    作者は法曹小説で有名なジョングリシャム。
    児童書になっても変わらないクオリティ、
    法廷ミステリーでめっちゃ面白いです。
    これはおすすめできますね。

  • あのジョン・グリシャムの児童書!!
    両親が共に弁護士で、自らも法律関係に進みたいと思っている13歳のセオ。
    学校で法律相談を受けたりしている彼だけど、審理中の殺人事件の真相を知ってしまう…!
    グリシャムならではの法曹ミステリーでありつつ、児童文学らしいハラハラ感、子どもの無力さと子ども同士の連帯、大人と子どもの絆も描かれていてとても面白かった。
    移民や麻薬、ネグレクトなども子どもの側から書かれていて、地に足のついた印象。
    気になるあの人は今後も出て来るのかな…?
    続きも読みたい。

  • 大人向けに書いたものをリライトしたんじゃなくて
    最初から児童書として書いたのね。
    解説にもあるように、それって実はすごい。

    主人公のセオが法律に詳しいのは
    両親がそれぞれ得意分野の違う弁護士だから。
    学校の社会科見学で裁判所に行き
    本物の裁判を見られることになって
    引率の先生のサポートみたいな役割で
    同級生=読者の我々に説明してくれる。
    これなら、すんなり話に入っていけるわ。

    今回は町で起きた殺人事件の裁判で
    状況証拠ばかりの中
    学校でプチ法律相談をやっているセオに
    同じ学校の子が目撃者を知ってるかもと相談に来る。
    容疑者が「黒」だろうと感じつつ
    いやいや推定無罪なんだぞ!と
    ちゃんと見極めようとする真面目なセオに
    自分が子供の頃読んでいたら共感したと思う。
    これはちょっと、2巻目も見てみようかな。

  • 評価が高いぶん、期待が大きくなってしまった…。とても面白かったし、ドキドキした。アメリカの法廷のことも分かったし、読みやすかった。けれど、「あ、あれ?ここで終わり?」ってなってしまいました。もしかして、2巻に続きます?

  • この本を初めて知ったのは、学校向けのブックカタログだった。

    え、あの、ジョン・グリシャム?
    ティーン向けに推理小説書いたの〜?
    「ペリカン文書」や「依頼人」にハマった世代なので、ティーン向けだろうと面白いに違いない!と早速読んだ。
    思った通り面白くて、晩ご飯の支度に支障をきたす…。

    主人公のセオドア・ブーン(セオ)は、両親共に弁護士の中学生。相棒はセオが動物裁判所で助けた犬のジャッジ。
    両親が弁護士というと、日本ではかなり上流家庭をイメージするが、どちらかというと庶民的なミドルクラスの家庭。
    法律には詳しいので、学校の友達の相談にのってあげたりしているしっかり者だが、いわゆる優等生タイプではない。

    第一巻では、セオの住む町、ストラテンバーグの高級住宅街で起きた殺人事件の真相にセオが迫る…というもの。
    移民を取り巻く今のアメリカの問題が、セオの毎日の生活を通して、いかに身近な問題であるかが分かる。
    この殺人事件にまつわる裁判の流れは、本書のメインなのだが、二巻以降は、別の話の傍流となったりしながら継続していく。

    アメリカは州によって法律が違うが、セオの住む町では、中学生でも法廷を傍聴できるというのにびっくりした。
    課外授業で実際の裁判を傍聴するところも書かれている。
    日本の法制度との違いについても、巻末に説明がある。

    是非中学生に読んでほしくて、本好きそうな子に勧めたのだが、「厚みが〜」という子が多く、忙しい中学生には向かないのかなぁ…残念。

  • ジョン・グリシャム、法廷ミステリーの作家。映画化作品も多数。読んだことはないんですが、名前は知ってる。その作家が児童書として書いたはじめての作品。
    両親ともに弁護士で、法律家になろうとしている13歳の少年セオが、街で話題となっている裁判に絡む物語。
    これが、面白い。
    法律の話なんて難解なのに、わかりやすくそれでいてわざとらしくもなく説明されていて、そうなんですねーーって読んでる自分もその場で教えてもらってるようにも感じられ、物語にスムーズに入っていける。話の展開も最後まで、ここでまだひねりがあるのか、と思わせ、飽きることもない。
    推理ものではなはく、法廷の話です。
    全4巻シリーズらしく、2巻目もすでに出てるので、読まねば。

  • 図書室本。日本じゃ考えられない!設定。
    顔が広く、信頼されてる人脈はスゴい

  • 「外国の本っておもしろい! ~子どもの作文から生まれた翻訳書ガイドブック」の「4. ミステリー」で紹介されていた10冊のうちの1冊。

  • こういうところから子供の興味が広がればいいなーと思える。制度の違いとかも含めて。

  • グリシャム先生のYA。
    まずは裁判のことを知ってみよう!という紹介の1冊かと。あとキャラクター紹介な。両親が事件弁護士じゃないあたりは流石のキャラ設定。
    とりあえず日本だと資格がないものが弁護士名乗るのは法に触れるんだけどと思いながら読んだ。
    まあ次も読む。

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著者プロフィール

ジョン・グリシャム
一九五五年アーカンソー州生まれ。野球選手になることを夢見て育つ。ロースクール卒業後、八一年から十年にわたり刑事事件と人身傷害訴訟を専門に弁護士として活躍し、その間にミシシッピ州下院議員も務めた。八九年『評決のとき』を出版。以後、『法律事務所』『ペリカン文書』『依頼人』『危険な弁護士』など話題作を執筆。その作品は四十ヶ国語で翻訳出版されている。

「2022年 『「グレート・ギャツビー」を追え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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