花さき山 (ものがたり絵本20)

著者 :
制作 : 滝平 二郎 
  • 岩崎書店
4.18
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本棚登録 : 904
レビュー : 144
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265908202

感想・レビュー・書評

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  • 滝平さんの切り絵のあざやかさが美しい絵本です。やさしいことをすると美しい花がひとつ咲くという花さき山は、きっとどこかにあるはずだと信じたくなります。本当の優しさを子供たちに伝え、大人になっても忘れたくない絵本です。私が娘に読んで聞かせたのは娘が3歳の頃でした。娘は今6歳になった自分の息子に読んでいます。みんなでやさしい美しい花を咲かせたいものですね。

    • pink@trdさん
      優しいが伝わる絵本は何年たっても受け継ぎたいですよね。切り絵の美しさが優しさをよりいっそう高めていることでしょう。
      優しいが伝わる絵本は何年たっても受け継ぎたいですよね。切り絵の美しさが優しさをよりいっそう高めていることでしょう。
      2012/03/02
  • 人の為に尽くして生きたい、と思える本。

    良い行いをすれば
    花が咲く・・・・

    現実には花は咲かないけど
    きっと 人に尽くしていけば
    自分の心の中にキレイな花が咲いているんだろうなぁ。

  • 「ふき」、「火の鳥」etc……斉藤隆介さんと滝平次郎さんの絵本はどれも印象的だけど、この本が一番好き!小学校で読み聞かせをした時、聞き慣れない訛りで読んだせいか子供達の食い付きが想像以上によくてびっくりしたことがあります。勿論それだけじゃなく、「これが一番面白かった」という子が少なくなかったので、誰にでも分かりやすくて良い内容なんだなあとしみじみ思いました。
    熱心に読み過ぎて自分までウルってしまうことがある……。

  • 花さき山にはやまんばが住むという。

    やまんばはふもとの村のことをなんでも知っている。
    あやが咲かせた花のことを。
    ふたごの赤ん坊の上の子が咲かせた花のことを。

    優しい気持ちが花を咲かせる。
    その花がいちめんに咲いている花さき山は、なんて美しいところなんだろう。

    この作品のあとがきに、作者の言葉が記してある。
    「だれでもが持っているそういう心の花の芽を、
    山を生み出すまでの力に盛り上げられたら、
    自分は、みんなは、そして日本は、どんなにかすばらしくなることでしょう。」

    私はこの絵本を何度も読むたびに、あやが咲かせた花のことを思う。
    自分は花さき山に花を咲かせているだろうか。
    花を咲かせているたくさんの人たちのことに気づいているだろうか。

    お話のテーマは深いものがあるけれど、子供達もちゃんとそれをくみとっていると思う。それほど力強く、心にズッシリと響いてくる作品。

  • 「我慢」とか「辛抱」という言葉が、何度も出てくる絵本は、最近では皆無だ。だがこの本には何度も出てくる。誰かが誰かのために、我慢や辛抱をして、良いことをすると、花咲山には、1輪、美しい花が咲くのだそうだ。
    我慢、辛抱という辛いイメージの行為が、花が咲くと言われると、一気に美しく、清く、尊いことに思える。我慢が我慢でなくなり、辛抱が辛抱でなくなるのだ。美しい花が咲くのだもの。
    ぜひ、子供も大人も読むべき本だと思う。
    何度読んでも、泣けてきそうになる。

  • 美しいきりえと、少し恐ろしい、山姥の語る物語。
    少女が妹のために、ぐっと我慢した晴れ着。幼い双子の兄が、弟のために、乳を我慢するいじらしさ。
    誰かのために流した涙のたびに、はなさき山に花が咲く。
    いつまでも心に残る。

  • 自分より周りの人のことをおもう心が山奥に花を咲かせる。美しい自然、風景はすべて誰かのやさしさからできているのかもしれないと思えてくる。花を咲かせられるような生き方をしたい。ブータンに通じる考え方。自分のことばかり考えて苦しくなったり、人をうらやましく思ってしまったりしたときに読みたい。

    切り絵に絵の具で色をつけているのだろうか。濃淡のある色合いが綺麗で、作者のメッセージを伝えている。

  • 滝平二郎の木版画の色が花さき山のおはなしを深く心に刻んでくれる大きな力になっている。あのお花、今わたしのも花さき山に咲いたかしら、なんて、今の子どもたちが思って、誰かのために少しでもがまんして、優しい心を出してくれたらいいな、と思います。

  • 最近、斎藤×滝平コンビの絵本に魅了され、この絵本でいくつかの賞を受賞していると知り、図書館で借りた

    十歳の「あや」が、山奥の花さき山へ入ってしまい、みたこともない花を目にして…

    はじめのつかみがすごくて、すうっとおはなしの中に引き込まれてしまった
    それ以降おはなしはたんたんと進む
    『蜘蛛の糸』はこわかったけれど、こちらのお話は優しい気がする
    「おらの花」という発想は、自己満足だけれどやっぱり必要だと思う
    誰も見ていなくても、自分自身が見ている
    みんなが自分自身の花を咲かせられたなら、すてきなことだ

  • 色鮮やかな切り絵と、短く力強い言葉が強く心に残る絵本「花さき山」。1969年に出版されて以来、今なお読み継がれる児童書のロングセラーです。

    村木厚子さんがこの絵本と出合ったのは4年前。無実の罪に問われ、長期にわたる勾留を余儀なくされていたときでした。

    →続きはこちら
    annex ~村木厚子 ~:スミスの本棚:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京  http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/blog/smith/2013/07/post151209.html

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著者プロフィール

斎藤隆介(さいとう りゅうすけ) 
1917年、東京都に生まれる。明治大学文芸科卒業。1968年、短編童話集『ベロ出しチョンマ』で小学館文学賞、1971年『ちょうちん屋のままッ子』でサンケイ児童出版文化賞、1978年『天の赤馬』で日本児童文学者協会賞を受賞。ほかに『職人衆昔ばなし』『立ってみなさい』『ゆき』などの作品があり、滝平二郎氏と組んだ絵本、『八郎』『花さき山』『モチモチの木』などもよく知られている。1958年、没。

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