花さき山 (ものがたり絵本20)

著者 :
  • 岩崎書店
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感想 : 190
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265908202

感想・レビュー・書評

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  • 「山菜をとりにいって,山ンばに出会ったあや。やさしいことをすると美しい花がひとつ咲くという花さき山の感動のものがたり。心にのこる名作絵本です。    小学生低学年から」

  • やさしいことをすると美しい花がひとつ咲くという花さき山。
    きっとどこかにあるはずだと私は信じます。
    うち娘の名前はあや。
    やさしい美しい花をいっぱい咲かせれる子になってほしい。
    そんな思いを込めて何度も読み聞かせた本です。


    クラスで読み聞かせて時、
    モチモチの木とおんなじ人の本❓と
    最初に食いついてきてくれた子

    なんか、うれしいです

  • ああ、こんな話だったと思い出す。昔は絵が嫌な感じだったのが、今はあたたかく美しいと感じる。心のなかに花を咲かせよう。

  • なつかしい。こどもの時に読んだときは、教訓じみた話や、渋すぎる絵に抵抗があったものの、いま読むといいなーと思う。滝平さんの切り絵の色あいと重厚感も斎藤隆介さんの語り調の文章に合っていて素晴らしい。
    子どもたちの、けなげさや優しさにぐっとくる。心のなかに大切に咲かせたい花だと思った。

  • やさしいことをすると美しい花がひとつ咲くという花さき山。
    「あや」の心にもうつくしい花がさきます。

    2023/3/14 3-2

  • ある男たちが命を賭して人々を守ったときに山が生まれ、誰かが誰かのために辛いのを我慢したときに優しさの花が咲く。もし今の時代が平和だと言うのなら、この平和は誰かの命と誰かの優しさで生まれたものである。けして散らしてはならない。

  • 4歳の娘のリクエストで図書館から借りてきました。Eテレ「テレビ絵本」で渡辺えりこさんが朗読されていたのを観て興味を持った模様。この本と『ひさの星』は子どもの頃よりも今読んだ時の方が心に沁みます。

    • workmaさん
      斎藤隆介さん作品は名作揃いですよね!どこかの山で花が咲いているのかな~?と、想像してしまいます。
      「半日村」「モチモチの木」も、...
      斎藤隆介さん作品は名作揃いですよね!どこかの山で花が咲いているのかな~?と、想像してしまいます。
      「半日村」「モチモチの木」も、じんわり感動し、時々読み返しています。
      2021/06/05
    • かおりさん
      コメントありがとうございます。『もちもちの木』、私も大好きです。子どもが興味を持ってくれたら、借りてきたいと思っています。
      コメントありがとうございます。『もちもちの木』、私も大好きです。子どもが興味を持ってくれたら、借りてきたいと思っています。
      2021/06/06
  • 山で出会ったやまんばが、一面に咲いている綺麗な花がどうして咲くのか話をしてくれた
    優しい心が、
    人のためにしたことが
    花になって咲く
    命をかけると山ができる

    滝平二郎さんの絵が素敵です

    読み聞かせ時間は7分弱です

    • workmaさん
      名作ですよね!
      「半日村」「モチモチの木」も、時折読み返しています。
      名作ですよね!
      「半日村」「モチモチの木」も、時折読み返しています。
      2021/06/05
  • 「我慢」とか「辛抱」という言葉が、何度も出てくる絵本は、最近では皆無だ。だがこの本には何度も出てくる。誰かが誰かのために、我慢や辛抱をして、良いことをすると、花咲山には、1輪、美しい花が咲くのだそうだ。
    我慢、辛抱という辛いイメージの行為が、花が咲くと言われると、一気に美しく、清く、尊いことに思える。我慢が我慢でなくなり、辛抱が辛抱でなくなるのだ。美しい花が咲くのだもの。
    ぜひ、子供も大人も読むべき本だと思う。
    何度読んでも、泣けてきそうになる。

  • 美しいきりえと、少し恐ろしい、山姥の語る物語。
    少女が妹のために、ぐっと我慢した晴れ着。幼い双子の兄が、弟のために、乳を我慢するいじらしさ。
    誰かのために流した涙のたびに、はなさき山に花が咲く。
    いつまでも心に残る。

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著者プロフィール

1917年、東京都に生まれる。明治大学文芸科卒業。1968年、短編童話集『ベロ出しチョンマ』で小学館文学賞、1971年『ちょうちん屋のままッ子』でサンケイ児童出版文化賞、1978年『天の赤馬』で日本児童文学者協会賞を受賞。ほかに『職人衆昔ばなし』『立ってみなさい』『ゆき』などの作品があり、滝平二郎氏と組んだ絵本、『八郎』『花さき山』『モチモチの木』などもよく知られている。1985年、没。

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