- 本 ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265909070
感想・レビュー・書評
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そっと人に寄り添って、そっと命を終えていく。
とても優しくて悲しい絵本。
でもこんな風にそっと寄り添える人になりたいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分を認めているから静かにも自立出来るのかな
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50年ぶりに読みました。泣けました。
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秋田のむらでのおはなし。
東の空に、あおじろい星がひとつ。むらのしゅうは その星を みるたんびに「ああ、こんやも ひさの星が でてる」という。
秋田言葉が、心にしみます。 -
優しい子です(涙)
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[台東区図書館]
リサイクル本コーナーで。
ひと目で岩崎ちひろとわかる表紙絵の大判本。筆者はモチモチの木で有名な斎藤隆介。言わずと知れた有名な本で、その存在も題名も表紙絵も知ってはいたけれど、実は読んだ記憶がなかった。そしてその記憶は正しく、読んでみたら初めてだった。
主人公自身は全く出てこないまま、何ともやりきれない思いになるお話。どうしても滝平二郎の挿絵イメージとセットで思い浮かべることが多い筆者だが、この本では岩崎ちひろの絵が主役のように、ぴたりとイメージがはまる。筆者が後書きで「自分の命を捨てても守らなければならない!と声高く叫ぶことなく、黙ってその道を歩いてゆく人(一部改変)」を「ほんとうの強さのシンとなる星のしずくのようなやさしさを、岩崎ちひろさんはひさの姿を通して見事に描いて下さいました」と称するように、筆者の思いそのままを具現化した挿絵との協作は圧巻だ。
筆者たちの名前を正しく書くために検索していて、斎藤隆介のモチモチの木や花さき山などは、この本と同じ岩崎書店の"創作絵本"という同一シリーズであったことを今更ながらに認識した。凝り固まった"日本らしさ"に固執している、と揶揄する人もいるかもしれないが、やはりこのシリーズのような、"日本の昔話らしい絵本"というのは名著だと思う。廃れず、しっかりと残して引き継いでいきたい。 -
この本は私が生まれた頃の作品で、
ずっと家にあったので
ときどき読んでいたのですが
かなり怖いのです。
いまだに、意味がわからなくて
水死とか溺れるとか想像しただけでも怖い。
死が怖い
泳げなかったのも
この本の影響ではないかと思うほどです。
水が怖い。
絵が怖いです。 -
30年度 5-3
5分 -
ひさの強さが悲しい。
著者プロフィール
斎藤隆介の作品





