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Amazon.co.jp ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784265909377
感想・レビュー・書評
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5歳10か月
8歳2か月詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
斎藤作品は、なんというか伝統的な道徳観が色濃いですよね。
現代には、濃ゆすぎるくらいの自己犠牲心。
ヤングケアラーが、村の敵をひとりで倒しに行くだって…??(一応、あとから大人たちも駆けつけるけど)
子どもは、大人に頼っていいし、守られて当然だし、ひとりで解決しようとせず周りに助けを求めてくれ!
そのせいか、わたし、斎藤作品は連続して読むとお腹いっぱいになっちゃいます。 -
ケカチっていう 綺麗なやつがあってそれがあると火の鳥が飛んでくるっていう噂があってそれ本当に飛んでくるのがわかんないけど飛んできたら頼む 面白そうだと思った。
2024/04/08 小1 -
2023.8.3
意外とエンタメな火の鳥と少女のバトルだった。 -
鉱山の始まりのお話だったんですね
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女の子は強い⁉️
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秋田、鹿角、尾去沢の里
女の子あさ、妹そで
火の鳥が3年連続来て、作物が育たない
あさはお母さんの形見のかんざしを持って火の鳥を大事しに行く
火の鳥の目にかんざしを刺して、崖から落ちる
火の鳥の炎が飛び散って尾去沢鉱山に -
3年ごとに現れる火の鳥は、必ず村に飢饉をもたらす。
それを知った娘の「あさ」は、母の形見の赤いサンゴ玉のついた玉櫛を持って、火の鳥討伐に向かう。
なかなかのアクションで、面白かった。 -
絵が素敵。
あさのやさしさと強さ・賢さが村を救った。
素朴で強くて優しい人物が多く描かれるので、斉藤隆介さんのお話は大好きだ。 -
十二の「あさ」は、どんなに眠くても必ず夜中に一度起きて三つの妹の「そで」に小便をさせた。
そうしないと、「そで」はそそうをする。
アバは「そで」を生む時お産が重くて死んだ。
「あさ」は「そで」があわれでならない。
いつものように、「そで」に小便をさせていた夜、見上げた夜空に火の鳥が飛んだ。
火の鳥が飛ぶ年は、必ずキキンが来る。それも今年で三年目。
もう、村に食べるものはない。
『火の鳥は、たいじさねばなんない』
「あさ」は、アバの形見のかんざしをにぎって、火の鳥が居る大森山の頂へ向かい、山道をひとりでぐんぐんのぼっていった――。
秋田の尾去沢鉱山の始まりの物語。
あさの「おらも今年は十二だ。もう子どもではない。死んでもいい、おらがたいじにいくべえ」という決意がすごい。母親の形見のかんざしだけを持って火の鳥に立ち向かう姿に強く引き込まれる作品。 -
火の鳥を退治するためにむかう「あさ」
かっこいい のひとことにつきる
火の鳥との戦いのシーンがとても迫力があって、聞いてる息子(小学1年)も真剣だった
さすが斎藤隆介、さすが滝平二郎
すばらしい!!! -
秋田のくに、尾去沢のさと。12歳のあさは、夜中に大森山のてっぺんから七色にかがやく火の玉が西から東へとぶのを見た。火の鳥だ。火の鳥がとぶ年は、キキンがくる。村の衆のように、ただいのるばかりではどうにもならない。あさは、死んだ母の形見のかんざしを手に、一人、大森山へ。
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手塚治虫さんが書いたものとは違う、本当の愛と死を描いた、完全なるスケールのドラマです。
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2012.6.17.sun
【経路】
図書館。
【感想】
災いをもたらす火の鳥を12のあさが退治に行く話し方。
復讐にカンザシを用いるのは「ふき」みたい。「女の身を守ってくれるもの」という当時の考えがあったのね。
おとこよりも直感で思いきりよく動けるおんなは強いなと思った。
【内容メモ】
・秋田
・あさ 12歳
・妹 そで
・火の鳥 金銀 宝石 災い
・退治 大森山
・火 カンザシ 目 手をうち誘導
・尾去沢鉱山 -
まだ小さい娘が、村のために命をかける物語。
火の鳥と戦うシーンは、子どもたちも息をのんで見入ります。
斎藤隆介の「社会に役立つ」「自己犠牲」というテーマがしっかりこめられてる一冊。
著者プロフィール
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